オーガズムに達するために気をつけたいセックスのムード作り

オーガズムに達するために気をつけたいセックスのムード作り

昔のドラマのシーン等では、よく二人っきりになった後に、ベッドに押し倒して襲いかかる、というシーンがありました。
みなさんも見たことがあるかもしれませんが、これはセックスの初め方としては論外かなと思います。セックスを始める前から乱暴な男性は必ずと言っていいほど女性から嫌われます。(例外はあると思いますが)
男性は、はやまる興奮を抑えきれない気持ちがあると思いますが、このように急に始めるやり方は、女性も準備ができていないので、オーガズムや絶頂を目指すなら確実な方法とは言えないと思います。

興奮し激しくなればなるほど勃起すると思われているようでしたら、それは間違いです。
心も体も適度なリラックス状態にあった方が、ペニスも勃起しやすいと言えます。
リラックスした空間を作るためには、二人が打ち解けられるムードを作ることが大事です。男性も女性も共に安心してくつろぐことができ、お互いの身体と自分の快感に集中できる空間ができれば、男性のペニスが勃起しやすくなり、また女性も男性を受け入れやすくなります。
リラックスしたムードをつくる上で男女ともに忘れてはいけないことがあります。それはお互いの清潔感です。

相手に十分リラックスしてもらい、不快にさせないためには、最低限のマナーとして清潔感を保つことはとても重要です。
パートナー同士の体が十分清潔で、絶対に安全だという確信が持ててこそ、リラックスした空間を作ることができ、セックスで相手に全てを委ねたいという気持ちになれます。

そんな状況を作り出すために気をつけておきたいポイントについて、この記事ではまとめました。

体の清潔感で気をつけたいポイント

清潔感に関しては、自分の体の隅々まで清潔にして、お相手に安心感を与えましょう。セックスは肌と肌だけではなく、お互い口の中や膣の中が直接触れ合う行為になるので、体を清潔に保っておくことはとても大切です。一瞬でも女性から「不潔」と思われてしまうと、その後の信頼関係構築に対して多大なハンデとなります。

爪は短く切り整えてヤスリもかける

女性の膣内の粘膜も非常に繊細です。男性の爪が伸びていると、膣内に入れた時に女性が痛がり、オーガズムや絶頂どころか快感すら与えにくくなります。また、粘膜を傷つけると愛撫した際に細菌が侵入しやすくなり、場合によっては感染症など病気の原因にもなります。誰もそんなリスクを負ってまでセックスをしたいとは思わないですよね。不潔であるということは、そんなあり得ない事態を無意識に作り出してしまっているのです。

お相手の体をちゃんと大事にしたいと思うなら、爪は短く切りそろえ、ヤスリもかけてしっかり滑らかにしてください。切りたての爪では所々鋭利な部分が残っているので、その状態でも危なさは残っています。

個人的には、ヤスリをかけても痛い気がします。例えるなら爪の先の「新品感」が拭いきれません。女性と接する/接しないに関わらず、常日頃から爪の状態は良好に保っています。仕事でも爪は日々メンテナンスしている方がパソコンを触る時にキーボードをタイピングしやすい、というのもあります。

ヒゲは痛くないように整える

女性の性感帯を唇や舌で愛撫する時、ヒゲが中途半端にのびていると、チクチクと刺激を与えて痛い場合があります。綺麗に剃るか、かなり伸ばすかどちらかだと思います。いずれにしても痛くないようにしましょう。

剃る場合ですが、シェーバーでは不十分です。朝剃っても微妙に伸びてくるので、カミソリでしっかり剃るほうが痛くならないです。カミソリ負けする人は今一度シェーブガードにもこだわってください。こちらも日常的にケアする内容かなと思います。

口内は磨きいて口臭を取り除く

セックスにおいて唾液は重要です。キスでは互いの唾液が混ざりあいますし、舌で全身を愛撫もします。そんなひとつひとつの愛撫も、口臭がキツいと台無しになってしまいます。口臭ケアもいろいろな商品が出ているので、自分にあったものを使用するようにしてください。

オーラルセックスのために陰部も清潔に

オーラルセックスを安全に楽しみたいのであれば、陰部だけでもシャワーで清潔にしておくのが望ましいです。

例えばクラミジアは、ペニスのシワに溜まったアカに生息していることが多いです。しっかり洗えば感染の危険性は格段に減らすことができます。

ただ、体臭や汗の匂いは人によって強く興奮すると思います。しっかりシャワーを浴びたほうが興奮するかしないかは、お互いの関係性にもよるかと思います。私は必ずシャワーを浴びますが、浴びないという選択をとる場合でも陰部は洗うのが良いでしょう。

雰囲気で気をつけたいポイント

お互いにリラックスをしてくつろげる雰囲気や空間をつくると言っても、高いインテリアにこだわったり特別なアイテムを用意して背伸びをする必要はありません。一般の人でも普通に手に入るもので、五感にほど良く心地よい刺激を与え、今心も自然に穏やかでリラックスした状態を作り出すことができます。リラックスする空間作りはオーガズムへのベース作りとも言えます。

雰囲気については以下の点に注意してみてください。

照明は落ち着いたトーンにする

普通の家庭の白くて明るい蛍光灯がガンガンに突いている明るい部屋では、リラックスすることは難しいです。部屋の中ではっきりとモノを照らし出す蛍光灯は、リラックスところか緊張感を持ち、男性も女性も自分の体の細部が気になってしまいます。

そもそも明るい蛍光灯は、様々な作業を効率よく行うためのものです。仕事用であったりキッチンであったり作業を効率よく行うための空間に用いられます。

照明は間接照明や暖かみのある暖色のライトにすることで、ふたりの距離を一気に縮めることができます。少し高いものに手を出すのであれば、キャンドルを灯すのもロマンチックで良い雰囲気を作るのにいいかもしれません。

夫婦やカップルが自宅でセックスをする場合は、わざわざラブホテルまで行かなくてもこのような照明に気を使うことで他の余分なものに目がいかなくなり、程よく落ち着いた照明の中でセックスに没頭できるメリットにつながります。

BGMでも雰囲気をつくる

空間を構成する要素は光だけではなく音も重要です。例えばドライブをしていても、何か音楽が欲しくなることは誰もあると思います。そこでかける音楽によって全然雰囲気は異なりますよね。

セックスをするための空間でも、無音ではお互いに緊張してしまいます。お互いにリラックスした状態を作るためには、お互いの会話の間を埋めるような適度な音楽が必要です。音楽は基本的にお互いの好みにあっていれば大丈夫です。

個人的には、日本語歌詞の楽曲は控えた方が良いかなと思います。日本語の歌が耳に入ってくると、脳はどうしてもそれを理解しようとしてしまいます。意味を理解し始めるとセックスに集中できなくなってしまうので、言葉のわからない洋楽であったり、インストゥルメンタルのような音楽であったり、ヒーリングBGMと呼ばれるBGMをかけ続けるのも良いと思います。日頃からパートナーの方のよく聴く音楽や好きなジャンルを把握しておくと、セックスの際にも役に立つでしょう。

香りのためにアロマやルームフレグランスを使う

嗅覚も性的興奮を高めるために重要な要素です。あまり強いものである必要はありません。リラックスできるものを、さりげなく使用しましょう。

例えばイランイランというアロマオイルは、エキゾチックな香りで緊張や疲れをほぐす一方、催淫効果があると言われています。セックスの前にイランイランのアロマやルームフレグランスを使うと、女性の気持ちも高めやすいでしょう。

下着の選び方

セックスの下着と言うと派手で豪華そうなものを連想しがちですが、一番重視して欲しいのは肌触りです。

女性に何かランジェリーをプレゼントする場合も、まずは素材にこだわった方が良いです。気持ちの良い感触とで、スキンシップの時間も自然と増えると思います。

体を十分清潔にして安心感を与えるとともに、ちょっとしたアイテムをさり気なく取り入れることで感じやすい空間を作るようにしましょう。

コミュニケーションで気をつけたいポイント

セックスは体が交わるものではなく心でも交わるものです。
そのため、二人で会話をするところからセックスは始まっていると言っても過言ではありません。
会話の中でお互いに共感することが多いほど、心がシンクロします。
男性はどうしても相手の女性にアドバイスをしてしまう傾向にありますが、彼女のすべてを受け入れ、心からの「そうだね」という共感と傾聴の姿勢を心掛けることで、相手もリラックスし、あなたを信頼してくれるようになります。
そもそもコミュニケーションは相手の全部を受け入れ、肯定する姿勢のもとに成り立つものです。
お互いが信頼と安心をもったコミュニケーションの上に成り立つセックスは、通常よりもずっと気持ちよくなります。
そこで、続いては心もつながるコミュニケーションのヒントについてもご紹介します。

相手の目を見つめながら接する

いわゆる「目は口ほどに物をいう」です。
セックスでは二人の体のどこかが既に触れ合っているので、女性は男性が愛情を持って優しく接してくれているのかを敏感に察知します。雑に扱われてしまってはオーガズムどころか性器の潤いもなくなっていきます。
例えば、女性が恥じらいながらキスを要求してきたとき、あなたが優しい眼差しで応えてくれたら、彼女はとても安心し、愛を感じることができるのです。
抑えられない欲望だけをぶつけるのではなく、女性の目を見つめ、ひとりよがりなセックスではないことを伝えましょう。

言葉以外で気持ちを伝える

セックスの最中、自分の行為が気持ち良いか確認したり、過剰な言葉責めで男性がやたらとしゃべるのは女性がシラける原因になります。
前述した通り目を見つめるなどのアイコンタクトだけでなく、うなずいたり、両手で優しく自分の方に導いてあげるなど、言葉を使わずに気持ちを伝えられるなら、できるだけしゃべらないほうがムードを壊すリスクは減ります。
女性の艶かしい喘ぎ声だけが響く部屋の中、やたらとしゃべるよりも無言で女性に意志を伝えられる方法を知っておいてくださいね。

言葉で伝えたほうが効果的なこともある

セックス中はやたらとしゃべらないほうがいいと説明しましたが、一方できちんと言葉にして伝えたほうが良いこともあります。
それは、女性の興奮を刺激するような端的な言葉です。

  • 好きだよ
  • きれいだよ
  • 気持ちいい

これらの言葉は、女性にとっては性的欲求を刺激するだけでなく、同時に女性としての承認欲求も満たしてくれます。
オーガズムに至るには心も体も満たされ、そして絶頂に集中できる状態が必要です。
そのためにも、恥ずかしい声や体勢を気にする必要がないという安心感を与えましょう。
女性は男性以上に全身の五感すべてでセックスをしているので、性欲が最高潮まで達しているときはこれらの言葉がオーガズムに導くキラーワードとなる可能性もあります。

ピロートークをないがしろにしない

セックスが終わると疲労も相まって男性はだんだんと落ち着いてきますよね。
いわゆる「賢者タイム」です。
気持ち良いセックスに必要なテクニックを磨くのも大切ですが、セックス後のテクニックを磨くのも同じくらい大切なのです。
女性は男性と違ってセックス後の賢者タイムがありません。男性が黙っていると女性は不安を抱くことも。
女性の幸福感や性的興奮がおさまるまで、ピロートークの手を抜かないのが紳士のたしなみです。
例えば、「かわいかったね」「気持ち良かったよ」といった普段言わないような甘い愛のささやきや「いつもありがとう」といった感謝の言葉など。
賢者タイムを優先したい気持ちより、ムードや女性の気持ちを大切にしてあげてください。

まとめ

いかがでしょうか。
セックスはそれ自体が愛情表現でありコミュニケーションです。
たくさんの言葉を使っても伝わらなかった気持ちが、一度抱き合うだけで伝わるということも多々あるでしょう。

まずは今回紹介した、体の清潔感や雰囲気、そしてコミュニケーションのポイントをきちんとおさえてください。
そして、ぎこちなくても相手を大切に気持ちをもって触れ合えば、自然とオーガズムにつながるセックスができるようになっていくはずです。

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