
女性にセックスで快感を与えるためには、何よりもまず心と体を緩め、ほぐれてもらうことが先決です。
性感マッサージには女性の心にあるセックスへの敷居や緊張を著しく開放する効果があると、実践するたびに実感します。
セックスにおいて技術は重要ですが、もちろん技術だけではありません。
むしろ女性側に技術を受け入れる心の余裕があることの方が重要なのです。
女性が男性に不安を抱いたままでは、身も心も緊張し、セックスどころではありません。
そんな状態で性感マッサージを開始しても気持ち良くなれず
「自分の体がおかしいのかな」「不感症なのかも…」と自分を責めてしまう可能性もあります。
女性を癒すためのマッサージでそんな想いをさせてしまうのは、あまりにも悲しいです。
そこで今回の記事では、女性が安心して性感マッサージを受けるために必要なことや、その理由、性感マッサージで体がほぐされるとどのような効果があるかをご紹介していきます。
マッサージは体だけでなく心もほぐす
今までの経験から、性感マッサージで体をほぐされると、その女性ご自身が抱えている深刻な恋愛相談を持ちかけていただいたことがありました。
また、別の女性では過去のトラウマや心の傷跡を丁寧にさらけ出してくださった女性の方も。
このように、女性にとってセンシティブなお話を共有していただくことは、セックスの技術と同様に、女性がオーガズムに達するために重要なことです。
男性が直接女性の肌にふれることで、女性の体内では「絆ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
そのため、女性は少しずつ心を開いていくようになるのです。
もちろん全ての女性が深刻な経験やトラウマをお話しいただく必要はありませんが、性感マッサージにはそれぐらい女性の心を開放的にしリラックスした状態へと導くことができるということを知っておいてください。
とはいえ、何度か足を運んでいるリピーター様であれば性感マッサージへのハードルは下がっているかもしれませんが、初めての方だと最初は緊張していて当然です。
そのため、女性の体にふれる前から心のマッサージは始まっていると思ってください。
部屋の環境を整えるだけでなく、女性を安心させるよう穏やかな表情で接することが重要なのです。
体だけではなく、心もほぐしていく意識を常に持ってください。
女性に必要なのはまず癒しとコリをほぐすこと
現代の女性のセックスの不満は、まずこの性感マッサージによる「ほぐし」が足りてないことをよく実感します。
今の日本は、男性だけでなく女性の社会進出も増えてきて、30代40代になっても働く女性はしっかりと働きます。
それ自体はとても良いことだと私も思います。
ただ、そのようにバリバリ働く女性が増えている一方で、本能的に「癒し」を求めている方も多くなったように見受けられます。
私の周囲にも「どこか無理をしているんじゃないか」と心配になる女性の同僚や上司はいました。
女性の場合、月に一度、心身ともに大きな負担を与える生理があります。
男性の私には一生わからない女性ならではの大変さです。
また、ビジネスシーンのマナーとして仕方ないとはいえ、ハイヒールやスカートといったファッションは冷えや血行不良など女性の体に負担になるものばかりです。
それでも仕事のポジションや本人の性格として、責任感の強い女性は、仕事を休むことができません。
同時に、仕事を頑張りたい一方で、女性としてもキレイでありたいという欲求もかなえたくなるので、男性よりも公私共に気を遣う点が多い以上、心身ともに疲れを感じ、癒しを求めるのは当然のことでしょう。
セックスの快感をぬきにしても、女性にとって定期的な「癒し」は大切です。
そこで、私が行う性感マッサージでは、まず一般的なマッサージによってコリをほぐしていきます。
コリとは整体の分野でいうところの「トリガーポイント」と呼ばれている、痛みや硬直の原因となっているポイントです。
トリガーポイントに対してうまくマッサージができると、痛みを感じつつも心地いい、いわゆる「イタ気持ちいい」という感覚に女性はおそわれます。
中には、痛みと快感が同時に伴うので、思わず声を漏らしてしまう女性の方もいらっしゃいます。
このように癒しを感じ、コリがほぐれたことによって、少しずつ女性の心と体はオーガズムへの準備ができていくのです。
オーガズムを得るために大切なこと
女性のオーガズムは、膣内に放たれた精子を子宮に吸収しやすくするために起こるものだとも言われています。
ただ、一般的にはクリトリスで感じるオーガズムと膣によるオーガズムがあるので、体のどこで達することがオーガズムである、という正確な定義やメカニズムはあまりわかっていません。
それくらい人間の体や感じ方は複雑だということでしょう。
とはいえ、実際にオーガズムを感じた女性も私はみてきました。
そこで、オーガズムに達するために必要なことや導く3つの方法について、ご紹介していきます。
1.信頼の上に成り立つセックスであること
単純に肉体的な快感が存分に味わえれば、すぐさまオーガズムに達するわけではありません。
そもそも、女性が快感を味わえるセックスというのは、本来の意味目的の通り、子育てという共同作業が、将来的にうまくいくと予感させるセックスです。
お互いが強く一体感を覚え、オーガズムに達した後、愛情と安らぎに満ちた癒されるセックスがそれに該当します。
そのためには、男性は男性として気持ち良くなりながらも女性への愛情を忘れずに、丁寧にエスコートすることが大切です。
女性は自分が大切に扱われている、という信頼のもとに、普段見せないような乱れ方ができるのです。
そのようなセックスで得られたオーガズムは、心からの満足感と信頼を相互に感じている証拠とも考えます。
世間にあふれている様々なセックス指南本に書かれているテクニックばかりを追求していては、信頼関係と技術を伴ったセックスには一生たどり着くことができません。
冒頭でもお伝えしました通り、現代の女性たちは疲れています。
性欲のスイッチが入りにくくなっている状態なのです。
男性でも仕事で疲れていたり、睡眠不足だったりすると、その気になれないことはありますよね。
女性もそれと同じです。
そのような状態で女性に安らぎや安心感を与えずに、技術本位のセックスをすることは、かえってオーガズムにはほど遠く、効果は薄いということを覚えていてください。
2.冷えを解消すること
疲れにも関係しますが、「冷え」もセックスにおいては大敵です。
体が冷えると、膣も緊張して硬くなり、濡れにくくなるのです。
オーガズムは性器への血流が増えることで引き起こされるものなので、カチカチに冷え固まった状態では快感を高めにくくなります。
そのまま性欲のスイッチが切れてしまう可能性も。
そのため、女性の心身が快楽に集中できるためにも、冷えを解消することはとても大切なのです。
もちろん、女性自身が日ごろから服装や食事などを改善していくことも必要ですが、施術中は女性の体が冷えないような部屋作りや、マッサージで血行を良くして体が温まっていくことを私は重要視しています。
3.心も体も元気であること
しっかりオーガズムを感じることができるのは、心身が元気な時に限られます。
どんなにセックスが好きな女性でも心身が疲れている、体が辛い状態ではオーガズムを欲しがらなくなりますし、そもそも体力を消耗するセックスをしたいと思いません。
例えるならば、食欲がないときに高級焼肉屋やとんこつラーメンのような、こってりしたご飯が堪能できないのと同じです。
どんなに美味しいお肉が並んでいても、どんなに美味しいラーメンであっても、消化が追いつかず美味しいと思えなければ、せっかくの食事も苦痛になってしまいます。
女性がなかなかその気にならなかったり、セックスに積極的な様子を見せてくれなくても、焦る必要はありません。
時間をおいたり、別のアプローチを考えたりしましょう。
セックスへの欲求を取り戻すためには、まずは身体を癒し、元気を取り戻すことが先決です。
何かと疲れ気味な現代女性が求めているものは、お金や美味しいご飯ではありません。
それらを欲しいと思える心の元気がないので、女性を癒すことを考えましょう。
例えば、「しんどそうだけど大丈夫?」「もっと休んだ方がいいんじゃない?」
そういった言葉によって女性の心のツボのケアも効果的ですよ。
マッサージが心に与える影響とは?
冒頭で、マッサージは体だけではなく心もほぐす効果があることにふれました。
ということは「何となく気持ちよくなるだけではないのか」と思う方もいるでしょう。
実際、マッサージは心だけでなく体にもよい影響をもたらします。
その相乗効果で、より女性を癒し、性感帯を敏感にしていくのです。
それでは実際にどのような効果があるのか、具体的に3つ、解説していきたいと思います。
1.女性を安心させ、一緒に気持ち良くなりたいと思わせる
凝り固まった体は筋肉がこわばり常に緊張状態です。
凝っているせいで常に体に力が入っていると、心もリラックスすることはできません。
男性から好意的なアプローチを受けても、つい疑ってしまったり警戒したりしてしまいます。
そんなデリケートな女性の気持ちをしっかり理解し、「自分を心から癒したいと思ってくれてる人だ」と信じてもらうようにしましょう。
そこで初めて女性側の性欲に、スイッチが入りやすくなるのです。
体をほぐしてあげると女性のセックスをしたいスイッチも入ります。
「好きな相手と一緒に気持ち良くなりたい」という思いから、女性も男性に尽くしてくれるようになるのです。
もともと女性は、「好きな人には尽くしたい」という欲求が男性よりも強い傾向にあります。
とはいえ、初対面の男女関係ではなかなか強く出せない部分です。
そこで、男性の方からマッサージによる癒しと安心感を女性に与えてください。
少しずつ、性感マッサージでほぐしてもらった分のお返しがしたいという欲求が女性にも湧いてきます。
前戯
2. 女性の尽くしたい気持ちを解放させる
最近の女性向けのメディアでは、女性が男性に尽くすことをあまり良しとしていません。
「女性は男性に追われるべし」といったフレーズをネットや指南書で見たことはありませんか?
私自身、「女性は男性に尽くしましょう」と書いてある本はほとんど見たことがありません。
そういったメディアの影響で、最近の多くの女性は、尽くしすぎると飽きられるという先入観があります。
興味のある男性が離れてしまうことを恐れてしまうが故に、先に男性から奉仕してもらってからでないと、安心できずに女性側から尽くすことができない、心を開けない女性が多くいらっしゃいます。
淡白なギブアンドテイクの関係に捉えられるので、そのような心理関係ではなかなかセックスでオーガズムに達するための信頼関係を築くことは難しいでしょう。
そのような警戒心や緊張感を解いてあげさえすれば、その女性は押さえ込んでいた尽くしたい欲が溢れてきます。そんな女性の心の扉を開くのが言葉による優しさであったりマッサージによるほぐしの技術なのです。
3.女性が美しくなる
丁寧に声をかけられ、マッサージによってほぐされた女性は目に見えて美しくなります。
もともと誰かに愛されている感覚を扁桃体がキャッチすると、ドーパミンが流れて脳の視床下部から快感が生まれます。
ドーパミンは、ドキドキや頬のほてりといった見た目の変化だけでなく、細胞の代謝にも関わっています。
ドーパミンが放出されると、細胞の代謝が活性化して肌のターンオーバーが促され、代謝があがることでむくみも解消していきます。
同時に、体が十分にほぐれて骨盤内の血流が良くなると女性ホルモンを作る卵巣の働きが活発になります。
エストロゲンは別名「美肌ホルモン」とも言われる女性ホルモンで、「肌のキメを整え、ハリを出す」「女性らしい身体を作る」「代謝を上昇させる」といった効果があります。
そのため、マッサージ中の女性は頬を紅潮させ、目がうるうるしてとても可愛いです。
そして、そのようなマッサージを継続している女性は、肌や髪にハリツヤが生まれ、とても美しくなっていくのを、私は何人も見てきました。
コリをほぐすマッサージの4つのポイント
誰かをほぐすマッサージをイメージして、ポーズを取ってみてください。
あなたの体は今どんな形をしているでしょうか?
恐らくですが、手がだらんと前に下がり両手は何かをつかむように下を向いているはずです。
お化けの真似をする時のような手の格好をしていると思います。
ほとんどの人がこうしますが、実は、このようなポーズでマッサージをするのは間違いなんです。
そこで、最後に正しいほぐしのテクニックや注意点をご説明していきますね。
1.つかんだり揉んだりするのは間違い
マッサージが上手な人ほどつかむような揉み方はしません。
つかんでしまうとほぐしの効果どころか、マイナス面やデメリットが生まれます。
主に以下の3つです。
「つかむ」はコリをピンポイントで刺激することができません
コリのポイントと一緒に皮膚を動かしてしまうので、余計な不快感や痛みを引き起こす可能性があります
不必要に揉むという行為は、いやらしい行為をしていると捉えられかねません
上記のような理由からつかんだり揉んだりといったマッサージは逆効果でありあまりお勧めできません。
2.基本的動作は「押す」
やってみたらわかると思いますが、揉みほぐすという行為は施術をしている本人も疲れやすくなります。
普段あまりしない手の動きですので、いつもは使わない筋肉や腕指全体も疲れてしまいます。
ほぐすという動作の基本は、「押す」です。
押すときに使う体の部位は親指一本だけで十分です。
親指はある程度面積があって力をかけやすいので、一番効率良く気持ち良さを与えることができます。
親指の腹の部分を使ってコリをプッシュし、その他の指はお休みしてもらいます。
親指で指圧する時、爪が立たないように注意しましょう。
親指の腹を皮膚に対して平行になるように当てることにより、爪がお相手の皮膚を刺激しないように気をつけます。
肩などの小さい筋肉であれば、片手の親指だけで事足りますが、背中や腰などの大きな筋肉を押すときは指が疲れてしまうので両方の親指を重ねて行う「重ね母指」という技を使います。
親指で押すときのポイントは、女性の体に対して垂直に、軽く体重を乗せるような形で力を入れると良いと思います。
また、垂直に親指で押すのがポイントです。
マッサージによるほぐしの極意は「角度」にあります。
垂直に押さないと揉む行為に近くなってしまい、皮膚や筋肉の繊維を逆に疲れさせてしまいます。
体重を軽く乗せるように、必ず垂直に押すことを心がけてください。
マッサージを受ける側からしても、腕を使ってぐいぐいと無理やり抑えてしまうと、マッサージに対して無理をしている印象を与えかねません。
一方、自分の体重を利用して親指に力を込めれば、じんわりとゆっくり自然な形で力を入れることができます。親指は他の指と比べて太さがあります。そのためある程度体重を乗せても問題はありません。
これだけで受ける側の女性の気持ち良さは全く違いますし、長時間やっても施術者が疲れにくいので効果的です。
また、女性だからといって壊れ物を扱うように触らなくても大丈夫です。どこにどういう筋肉がついているかは、男性も女性もほぼ同じです。しかし、痛くしない順番やコツを押さえておいた方がいいでしょう。まず最初に触る部位は肩や腰が望ましいです。
お相手女性の肩がヘルニアなどの病気を抱えていなければ、ある程度力をかけて指圧しても問題ありません。
時折、痛くないかと尋ねながらも、自信を持ってゆっくりと力をかけていきましょう。
あまりもたもたしていたり躊躇しながら触っていると「この人は本当に大丈夫なのか」と不安を与えてしまいます。
3.指で押す長さは10秒
親指で垂直に体重をかけておす以外にもう一つポイントがあります。
それは押す時間は約10秒程度ということです。
10秒と言うと、実際に押してみるとかなり時間をかけているように思えます。
しかし、コリ固まった筋肉を芯までのばすには、それくらいの時間が必要になります。
押す時間が短いと筋肉は表面しかほぐすことができず、すぐに元に戻ってしまいます。
これがいわゆる「揉み返し」という現象です。
表面だけが緩んでも芯がほぐされていないため、筋肉の中でアンバランスな状態が生まれてしまいます。
これが原因で揉み返しは発生するので、中途半端なほぐしは逆に痛みを生んでしまうのです。
きちんと「垂直に」「10秒間力を入れて」ほぐすことを意識すれば揉み返しはおこりません。
親指で垂直に約10秒間しっかり体重をかけてもみほぐすことができれば、ある程度のコリは解消させることができます。
とはいえ、マッサージも人と人とのコミュニケーションです。先の説明の通り、刺激を与え続けて負担を感じる女性もいらっしゃいます。刺激を与え続けて負担を感じる女性もいらっしゃると思うので必ず女性を観察しながら行うようにしましょう。
4.イタ気持ちいいを目指す
マッサージでは相手の状態を察知しながら、相手が「イタ気持ちいい」と思えるくらいの強さを心がけてくださいね。
人間が「気持ちいい」と感じる時は、身体に何らかのプラス作用が起こっている証拠です。セックスが気持ちいいと感じれるのは、愛情を感じられているから
入浴していて気持ちいいと感じるのは、全身の血の巡りの循環が良くなっているから
それぞれプラスの作用が起きている証拠ですよね?
さらに、気持ちいいという感覚に加えて、「痛いけど気持ちいい」という状態はより大きな快感のスイッチが押されている状態を意味します。
人間は痛みを感じる時、一瞬思考回路がストップしたような状態に陥ります。
例えば、皆さんもタンスに小指をぶつけた瞬間、「痛いっ!!」という感覚で、他のことが一瞬考えられなくなりませんか?
このように脳がトリップするようなことが、セックスやマッサージ中にも起こることがあるのです。
自分の脳が一瞬トリップすると、現実から心と体が切り離され、快感が得やすくなります。
イタ気持ちいいマッサージを1時間受けた私の女性のお客さんの中には、夢見心地のような表情になって帰られる方も多くいらっしゃいます。
ただし、「イタ気持ちいい」と「痛い」は全く別の話です。
ちゃんと快感が伴っていなければ意味がありません。
女性がちゃんと「イタ気持ちいい」刺激を受けているかどうかを確認しながら、正しいマッサージをするようにしましょう。
オーガズムの定義と導く方法
そもそもオーガズムってどんな状態なのかわからない女性の方もいます。
ただ、人によっては満足度の高いセックスの決定要因にもなりえるので、知っていて損はありません。
一方で、セックスという閉ざされた環境下における行為の中で生まれるオーガズムのことを知る機会はあまりないのも事実。
どうせ性感マッサージを受けるならオーガズムを知ってみたいという女性は少なくありません。
最後にオーガズムの定義と導く方法をご紹介します。
オーガズムとは
実は、オーガズムには個人差があり、いくつもの種類があるのです。
AVで描写されるような脚がガクガクしたり、潮を吹いてしまったりという反応でなくても、無意識のうちにオーガズムを経験している人もいます。
オーガズムの定義は人それぞれですが、一般的には、強い快楽によってもたらされる体の変化を意味します。
- 脈拍数や血圧の上昇
- 全身皮膚の紅潮
- 骨盤筋の痙攣
- 膣や尿道の収縮
- 涙が出る
- 発汗
これらがオーガズムのサインと言われています。
またオーガズムには「興奮期→高原期→オーガズム期」という3つの段階をたどっていきます。
性感マッサージで性器に直接触れられたりすることで、性的興奮を感じるところからスタートします。
女性だとクリトリス、小陰唇などが充血してふっくらしてくるのですが、腟粘膜からは潤滑液が分泌され、いわゆる「濡れている状態」になるのです。
そこからさらに性的刺激が強くなるとクリトリスや小陰唇、腟壁がふくらみを増し、絶頂に達したとき、快感を伴う筋肉の緊張が起こり、その反射によって性器が収縮します。
この「緊張と緩和」がオーガズムです。
男性の射精と違って目に見えるものではないので、体の反応や感覚がわからない女性もいますので、性感マッサージ中、むやみに女性に「イキそう?」「イッていいよ」などと声はかけない方がよいこともあります。
女性が施術者に気を遣って、イキそうなふりをしてしまっては元も子もありませんからね。
女性をオーガズムに導く5つの方法
男性なら誰しも女性をオーガズムに導きたいと思いますよね。
とはいえ、女性の反応がイマイチだと自分のマッサージに不安を抱くこともありますよね。
だからといって焦らないでください。
女性の体は男性以上にデリケートなので、時間をかけてゆっくりマッサージを施すことがポイントです。
この記事の中でも正しいほぐし方をご紹介してきましたが、マッサージとあわせて以下のようなことも意識してみてください。
1.言葉をかける
ささやくように、女性に優しい言葉をかけてあげてください。
肌がしっかりお手入れされているね
こんなに凝ってるなんて、毎日頑張ってるんだね
マッサージしてるこっちもエッチな気分になってきたよ
などなど、女性はエッチな言葉や愛情を感じる優しい言葉をかけられることで、体が熱くなり、下半身も濡れてくるのです。
2.手をマッサージする
実は、中指と人差し指の間を押してあげると、女性ホルモンが分泌されオーガズムを感じやすくなるのです。
指と指が絡み合うだけでもセクシーな気持ちになる女性もいますし、恋人つなぎをしてあげると強い愛情を感じることも。
キレイな指だね、と声をかけてあげることも忘れずに。
3.股関節まわりを焦らす
股関節のまわりは局部にも近く、性感帯が詰まった部分なので優しくゆっくりしたマッサージがポイント。
特に鼠径部は直接大陰唇にふれないよう焦らすように行うと、女性の感度もどんどん高まっていきます。
女性の表情を観察しながら、男性もいやらしい目で見つめてあげてください。
女性の目がうるんできたら効果が出ている証拠ですよ。
4.唇にふれる
意外に思われるかもしれませんが、女性の唇はとても刺激を受けやすい箇所なんです。
キスをするかしないかくらいの距離で女性の目を見つめ、そっと指の腹で女性の唇をなでたり、口の中に指を軽く差し込むと、思わず女性が舌を絡めてくることも。
キス以外で唇に触れられることはあまりないので、非日常な体験が女性を刺激し、感度がぐっとあがります。
5.女性をたくさん褒める
マッサージ中に女性を褒めることは、女性を気持ちよい気分にさせるのにとても効果的です。女性に安心してもらうためには、自分に好感を持ってもらうこと。
そのため、女性の心身の解放のためには非常に大事なことなんです。
例えば、マッサージ中は以下のような言葉です。
- なめらかな肌だね
- 魅力的な体でドキドキしてきたよ
キレイやカワイイといった外見に関することは、日ごろから言われ慣れている可能性もあるので、裸でないと気が付かないようなことを言葉にしてあげるのが効果的です。
他にも、思わず声がもれてしまった女性に対しては
- 色っぽい声だね
- 我慢しないでもっと声をきかせて
などのように、恥ずかしがる必要がないことを女性に伝えてあげましょう。
間違っても、「気持ち良くない?」「声出してよ」のような言葉は、せっかくリラックスした女性を追い詰めることにもなりかねないのでNGです。
まとめ
性感マッサージの目的は女性の感度を高めてオーガズムに導くことです。
そして、オーガズムに重要なのは女性をまず癒してあげること、そして信頼関係を構築するための正しいマッサージであることをご紹介してきました。
がむしゃらにイかせることだけを考え、技術だけに頼ったマッサージは女性の心をほぐすことはできません。
日常生活で仕事を頑張り、ストレス社会で戦う女性は、心から癒しを求めています。
性的欲求の解消は、ストレス解消でもあるのです。
女性の心に寄り添い、女性の体に適切なマッサージを行うことで、女性は身も心もリラックスし、感じやすくなっていきます。
ぜひこの記事を参考にして、女性が本当に求めているものに答えてあげてくださいね。