セックスで感じるための効果的なマッサージの部位4ポイント

マッサージで、女性の体がセックスでオーガズムを得られるようなアプローチをするためには、まず相手の体の状態を把握することが大切です。
多くの女性が最初に悩みを抱えるのは肩です。マッサージ中に相談を受けていても、やはり肩の悩みが一番多いです。
今回の記事では、女性を悩ませる肩こりを解消し、オーガズムを得られる気持ちの良いセックスに導くためのマッサージをご紹介していきます。

肩こりに悩まされる女性の特徴

年齢に関わらず、肩こりに悩んでいる女性は多くいらっしゃいます。
まずは外見から予測される、肩こりを抱えやすい女性の特徴をまとめました。
いずれかに1つでも当てはまっていたら、その女性は肩がこりやすいと考えられるので、マッサージ前にぜひチェックしてみてください。

華奢な体型である

体型がほっそりとしていて筋肉があまりついていなさそうな女性は、肩こりに悩んでいる可能性が高いです。
なぜなら、肩が凝る原因は身体の筋肉量の少なさに関係するためです。
男性に比べて女性の平均筋肉量は10%ほど低くなります。特に、肩周りの筋肉が男性と比較して圧倒的に少ないです。
肩周りの筋肉が少ないということは、肩から下の体を支えるのにかなりの負担がかかってしまうということです。
そのうえ、頭も体重の8%ほどで、平均的に5~6kgあるといわれています。
常に上にも下にも重い荷物が載っている状態であるため、必然的に肩周りに疲労が蓄積してしまうのです。
疲労は、気持ちの良いセックスやオーガズムを得るためには取り除くべき天敵です。

ハイヒールを履いている

ハイヒールを履くこと自体、自分の体に悪影響であることは、女性の方も自覚があるのではないでしょうか。
ハイヒールでかかとを上げると、重心がハイヒールを履いていない時よりも前にかかります。その状態で上半身を戻そうとすると、腰が反った状態であるいわゆる「反り腰」になり、その姿勢が肩こりの原因にもなるのです。
また、反り腰はセックスでの体勢を辛くさせてしまい、オーガズムの前にしんどさを引き起こす可能性もあります。

胸のサイズが標準から大きめである

片方の乳房は平均して500gぐらいあるといわれています。
そのため、女性は常にペットボトルを2本貼り付けて生活しているような状態です。
その重みを抱えているのであれば、負担がかかってしまうのは容易に想像できますよね。胸が大きな女性ほど、肩こりの辛さも大きくなることでしょう。
マッサージをする前にも女性の体型はチェックできるので、よく観察しましょう。

肩こりのサインは顔にも出る

女性が肩こりを抱えていそうと感じとるサインとしては、その方の顔色です。
「肌がカサついている」「くすんでいたりむくんでいたりする」「目の色がにごっている」などが読み取れると、その女性は慢性的な肩こりに悩まされている可能性が高いです。
肩こりは首のこりを引き起こしたり、眼精疲労・頭痛・鼻づまりなどの原因にもなります。
これらは想像するまでもなく、ポジティブで明るい印象とはほど遠い状態です。
セックスは体調の状態がダイレクトに影響するので、オーガズムを得られるかどうか以前の問題です。
女性の雰囲気が、「全体的によどんでいる」「元気がなさそう」と感じたら、それは身体のSOSなのかもしれません。
正しいマッサージで女性の体をほぐしてあげましょう。

体のゆがみは心のゆがみ

肩こりの原因のひとつに「ストレス」があります。
ストレス性の肩こりは女性に多いといわれています。
心身に強いストレスがかかると、どうしても前かがみになりやすく、道を歩く足取りも重くなってしまいます。
そのような習慣が、「まっすぐに座れない状態」「まっすぐに立てない状態」「まっすぐに歩けない状態」を作り出してしまうのです。
心がネガティブな状態であると、そのまま身体にも影響を及ぼしてしまい、心のゆがみが体のゆがみの原因となっているのです。
適切なマッサージをし、体のゆがみを整えるお手伝いをすれば、女性の心も整ってくるはずです。

オーガズムに導くためにほぐすべき体の部位4ポイント

マッサージによって、体のこりをほぐすと、どのようなことが期待できるでしょうか。
ここでは、特に効果の期待できる「肩・肩甲骨・腰・股関節」について解説していきます。

1. 肩をほぐすと性感帯のスイッチが入りやすくなる

肩をほぐすと性感帯、つまりオーガズムを得られるスポットが目覚めてきます。
逆に、肩がこっている状態だと、どんなに時間をかけた前戯やテクニックを受けたとしても、女性はオーガズムに達しにくいのです。

感じやすいか感じにくいかは、オーガズムを得られるか得られないかは、神経に深く関係しています。
肌に触れられて気持ちいいと感じるのは、肌で感じた刺激が神経を介して脳に伝わるからです。刺激が伝わる速度が速い人ほど感じやすいといえます。
マッサージでもおなじことがいえるため、女性の反応はしっかり観察してくださいね。
例えば、脳に届く前に肩がこっていたらどうなるでしょうか。
体から脳に至る、刺激のとおり道が封鎖されている状態のため、気持ち良さが伝わりませんん。そのため、神経の刺激を伝えるためには肩をほぐすことが重要なのです。
しっかりと肩をほぐして緩めれば、刺激が脳に届きやすくなり、胸や脇といった、一般的に性感帯といわれる場所が目覚め、オーガズムへの準備が整ってきます。
つまり、十分にほぐされ血の巡りが良くなった体だと、全身どこでも性感帯になり得るのです。

2.肩甲骨ほぐしは乳首をするだけでなくバストアップにも効果的

人間の体は表面と裏面が密接に関連しています。
こりや痛みも、思わぬところに原因があることは意外と多いのです。

私が女性に背骨下の腰のケアをしている時、かなりほぐれてきたかなと感じても「まだ痛い」と訴えられることがあります。「どこに原因があるのだろう」と探してみると、お腹の奥の筋肉が硬くなっていて、それが腰の痛みに繋がっていたというケースもありました。
このように、間接的な影響をもたらす部位をほぐしてあげることで、感度アップにつながることがあります。

例えば、女性の乳首を敏感にするためには、肩甲骨ほぐしが効果的です。
肩甲骨がこると、反対側にある胸も徐々に硬くなってきてしまいます。肩甲骨の可動域が狭いと、連動している胸にも影響が及んでしまいます。
肩は神経が通りやすい部分ですが、肩甲骨も同様です。肩甲骨がスムーズに動くようにほぐしてあげることができれば、こり固まった胸もゆるみ、神経が流れやすくなります。
バストの感覚が敏感になると、連動して下半身もオーガズムへの準備が整ってきます。

先ほど述べたように、気持ちいいという感覚が脳に伝わりやすくなるので、それにより感度をグンと上げることができます。
肩甲骨のケアをしないまま、「自分は乳首の感度が悪い」と思い込んでいる女性は少なくありません。
特に、猫背の女性は肩甲骨がこっていて、感じにくい傾向が顕著です。
肩甲骨をほぐし、眠っている神経を目覚めさせることで、ちゃんと乳首も感じることができるようになります。
しっかりとマッサージで肩甲骨をほぐした後は、愛撫への反応があまりに違うので、効果的に行うことで違いは明確です。

また、肩甲骨をほぐすことはバストアップにも効果的です。
「胸は揉まれると大きくなる」といいますが、それは胸のこりがマッサージによってほぐれて、垂れ下がった脂肪がもとの位置に戻るからだといわれています。

ただし、はげしく揉むと胸を支えている繊維を傷つけてしまうことがあるので要注意です。安全かつ確実にバストアップをさせるためには、肩甲骨からしっかりマッサージをしてあげることが大切です。

肩甲骨がこっていると、姿勢も前かがみになってしまうため、バストも下向きになってしまいます。そこで、肩甲骨が開くようにマッサージし、合わせて胸も開けるように導いてあげましょう。
姿勢が正されることで血流や酸素が以前より循環するようになり、栄養が行き渡るようになります。そうすればふっくら上向きのバストが実現しますよ。

3. 腰をほぐすと濡れやすくなる

濡れることは興奮のバロメーターです。
女性の中にはすぐ濡れてしまって恥ずかしいとおっしゃる方もいます。ただ、実のところ、オーガズムに達するのが難しいように、濡れやすい女性も実はそう多くありません。
大多数の方々は
「いざという時に濡れなかったらどうしよう」
「途中で乾いてしまうかもしれない」
「最近濡れにくくなってきてしまった」

そのような不安を感じていらっしゃる方が多いです。
心配していると余計に濡れにくくなってしまうので、悪循環にハマっているのかもしれません。余計な心配や不安はオーガズムに達することを難しくさせます。

また、女性の下半身を潤わせるスイッチは、腰を緩めるところにあります、
肩甲骨だけでなく腰がこっている女性の体も、とても感じにくくなっています。
腰には女性の性器周りにある、とても大きな筋肉があります。
腰の筋肉が疲労して硬くなっていくと、その前側にあるお腹も一緒に硬くなります。固くなってしまったお腹と腰に囲まれた骨盤内の神経が圧迫されると、感度が悪くなってしまうわけです。
そのため、腰の周りのこりは、感じやすさ・濡れやすさに直結しています。
また、愛液と呼ばれる膣内の分泌液は、興奮によって下腹部に集まった血液が血管から染み出た組織液のことです。腰や肩がこり固まっていると、快感が脳に伝わりにくく興奮することができないため、濡れにくく、オーガズムにも達しにくくなります。

他にも、心や身体の緊張が濡れにくさの原因となることもあります。
女性が濡れやすく、快楽への準備ができている状態にするためには、十分なマッサージでリラックスしてもらうことが大切です。その点で、腰をマッサージすることは、濡れやすくする効果も相まって絶大なリラックス効果を与えることができるのです。

さらに、腰をマッサージするとウエスト細くするという効果も期待できます。
腰にコンプレックスがある女性は、腰を触られることを嫌がります。そのような女性には、ぜひ、マッサージにおけるウエストシェイプの効果を伝えた上で、腰をほぐしてあげてください。

ウエストのシェイプアップにも効果があるのかを説明するためには、腰痛の原因からお話ししなければなりません。
人間の体は脚の上に骨盤があり、骨盤の上には背骨が乗っています。背骨は緩やかなS字カーブを描いていることが理想なのですが、多くの現代女性は反りがちです。
ハイヒールによって前かがみな姿勢が続き、上半身のバランスを取ろうとして腰が反ってしまうためです。
腰への負担は骨盤を前傾させる原因でもあります。そうなると、太ってもいないのにウエスト周りが大きくなってしまうのです。
マッサージで一回でも腰をほぐせば、2cmから3cm程度は程度はウエストに変化を与えることができます。そのようなマッサージを女性に施し続けてあげれば、濡れやすくもなりますし、シェイプアップもできて一石二鳥ですよね。

4.股関節をほぐすと感じやすくなる

股関節は密接に性器に影響するエリアです。きちんとマッサージでほぐしてあげれば、性機能がアップします。
まずは、股関節のこりがもたらす弊害について説明します。

股関節には太い血管が通っています。この股関節がこっていると骨盤内への血流が滞ります。すると、卵巣から分泌される女性ホルモンの働きが弱くなり、性欲が減衰してしまうのです。
こりかたまった股関節の場合、ペニスの挿入も苦労します。
過去の経験からご存知かもしれませんが、女性の股関節が柔らかくないと、足を広げたり持ち上げたりしにくくなります。挿入自体もそうですが、挿入の手前の体型変更から苦労をすることになります。
様々なテクニックを試して女性を興奮させたい気持ちもわかりますが、オーガズムは完全にリラックスした時に訪れるものです。そのためにも、まずはマッサージで股関節をじっくりほぐしてあげてください。

また、股関節をほぐすと血液を全身に循環させる機能が復活し、足のむくみが軽減されることも、女性には嬉しいポイントです。
むくみとは、血管からしみだした水分や老廃物が、皮膚の下に溜まった状態のことをさします。むくみが溜まると体がだるくなったり、皮膚がパンパンに膨らんだりします。
立ち仕事をしているという方には、むくみで靴が入らなくなる人もいるほどで、女性の悩みの一つになっています。むくみがある足は水分をたっぷり含んでいるため冷えています。
冷え性は自律神経がしっかり働いていない証拠です。
新陳代謝が悪くなり脂肪がつきやすくなっているため、マッサージで股関節をほぐしてあげることで、すっきりとした脚に導くことが期待できます。

まとめ|オーガズムの前準備は体のこりをほぐすこと

性感マッサージは「性感帯」をマッサージすればよいものではありません。
セックスの時に女性がオーガズムを感じやすくなるためには、体や心の緊張を解き、こりをほぐしてあげることが大切です。
女性は心と脳で気持ちいいと感じるため、まずはそれらを邪魔する肩や腰を丁寧にほぐしてあげてください。丁寧で適切なマッサージを施すことで乳首やクリトリスといった性感帯の感度も抜群に高くなり、普段のセックスよりも女性はオーガズムを感じやすくなるでしょう。
ぜひ、この記事でご紹介した方法を実践してみてくださいね。

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