ペニス挿入時に気をつけるポイントと本番の基本4つの体位

男女ともに前戯の方法や性感マッサージなど、愛撫については今までの記事の中でも触れてきましたが、今回はペニスの挿入と本番行為について書きたいと思います。

個人的に1番理想的な挿入のタイミングは、女性がクリトリスの愛撫でイった後がベストかなと思います。

一度クリトリスでオーガズムを迎えて、その余韻が残る中でペニスの挿入をするのとそうでない場合とでは、快感の度合いが全く異なってきます。

挿入は、主に男性の方から能動的に行うケースが多いかなと思います。男性から進んで挿入する際に「グッ」という感じで、押し込むように挿入するのはNGです。女性からすると男性器は自分の体以外のもので、異物といえるかもしれません。「自分以外のもの」が女性の膣内に入るわけですから、女性からすれば強さも感じる可能性があります。他の愛撫や性感マッサージと同様ですが、優しくゆっくり挿入してあげることが大事です。

セックスに慣れていない男性の中には、挿入が苦手だという人もいらっしゃるかと思います。挿入時に、慌ててもたついて焦ってしまって、いざ入れようと思ったときには萎えてしまっていたとう経験がある男性は多いと思います。

膣口から子宮口にかけての膣は、体の前方から後方へと斜め上に向かって通っています。膣口にグイグイとペニスを押し当てて挿入しようとしても、ペニスと膝の角度が噛み合っていなければ、なかなかすんなりと挿入することはできません。特に締まりが強い女性の場合はそうなってしまうケースが多いです。

でも、角度に関しては、あらかじめ膣の角度を理解していれば簡単なことで、いざ挿入しようとする時も安心できます。

まずは、女性が仰向けになっている正常位の場合で解説いたします。この場合、実は斜め下に向かって伸びています。ですから、まずは膣口の上の方にあるクリトリスにペニスの先をあてがって、ペニスを指で押さえるようにして少し下を向くように移動させます。そうすると膣とペニスの角度は同じになりますから、後はそのまま陰裂に沿ってペニスをスライドさせれば、すんなりと挿入できるかなと思います。

バックの場合も同じ原理です。男性目線では、アナルのすぐ下に膣口があるのがはっきり見えます。直接膣口にペニスをあてたくなると思いますが、それではなかなかうまく入れることができません。バックの場合、正常位とは真逆です。実は斜め上に向かって伸びていることになります。ペニスを少し上に向けたまま、クリトリスの方から上にある膣口に向かって滑らせることで挿入が簡単になるかなと思います。

基本的にはどちらもクリトリスから膣口へ移動させる流れが理想です。焦ることなくスムーズに挿入するためにぜひ覚えておきましょう。

強くて早いピストン運動はご法度

挿入して1つになることができたら、性器同士を擦り合わせるピストン運動を行います。

まずお伝えしておきたいのは、強くて速いペニスの運動はご法度だということです。AVを始めとしたメディアの影響が大きいと思いますが、とにかく強くて速いピストンが、女性にとっても快感を得やすく気持ちいいものだと思い込んでいる男性が本当に多いと思います。特に挿入直後からの強くて早いピストンは、女性が痛みを感じることの方が多いと思いますので、絶対に避けるべきです。

一度挿入したままで腰を振らずに止まってみてください。男女の性器が、愛液やお互いの体温に包まれ、脈打つように相手の性器がヒクヒクと動く感触を感じられます。目の前で興奮して息を上げている女性は、これだけでも十分に感じている場合があります。

多くの女性は、じっくりとペニスの感触を味わうようなピストン運動に気持ちよさを感じますが、本来、それは男性も変わらないはずです。つい強く速いピストン運動をしてしまう男性は、とにかく大きな刺激を与えれば、女性は満足すると思い込んでいます。落ち着いたピストンによる気持ちよさを知らないだけです。または派手なピストン運動をしないと、その場がしらけると思っている可能性もあります。自分のペニスが萎えてくるからという不安からかもしれません。いずれにしても、男性側の思い込みや問題で派手なピストン運動するのはお勧めできません。

強くする、速くするといった刺激の強化は、女性が「もうちょっと強くして」 「もっと早くしてほしい」と伝えられてから初めて刺激を強めるのが良いと思います。ゆっくりしているピストン運動は、女性に物足りなさを感じさせる事はあるかもしれませんが、いきなり激しくやって痛みを感じさせるような事はありません。強さや速さに関しては、女性としっかりコミニケーションをとりながら、お互いに納得のいく強さや速さ、またはその進め方を理解し合う必要があると思います。

ですので、最初はゆっくり始めて、お互いのテンポや感覚を理解し合いながら、お互いにとって理想的な速さ強さの向かい方を探る必要があると思います。

腰の全体を打ちつけるようなピストン運動ではなく、腰を支点にして下半身だけを動かすような、ヌルヌルというイメージで、ゆっくり、しっかりペニスを出し入れするのが良いかと思います。男性も、発情している女性の膣の収縮や膣壁の凹凸にカリが引っかかる感触で感じられて、ただ強いピストン運動より強い快感を得られるはずです。

もちろん、射精というセックスのクライマックスに向けて、快感がピークに差し掛かっているときは、強く速いピストン運動でもOKです。女性は、自分の体で男性が興奮し、気持ちよくなってくれることに喜びを感じます。男性の快感の高まりと連動して、女性も興奮し、愛液の量も増えます。愛液がびっしょり出て、しっかり濡れた膣内では、存分に腰を振って、2人一緒に快感のピークを迎えてください。

射精の瞬間に一体化するイメージを持つ

女性は、本番でペニスを挿入されると、その後は男性に任せきりになってしまいがちだと思います。一方で、女性主導でやれることもあるかなと思います。

代表的な例としては、本番の単位で騎乗位を取り入れることです。騎乗位は数少ない女性主導で進める体位です。できれば恥ずかしがらずに「私も気持ちよくなりたい」という姿勢を素直に表現すると良いと思います。思っているだけでは、男性にリードされるままに体を預けていることには変わりがないので、なかなかその気持ちは伝わりません。男性が腰を動かすだけでなく、どこかで女性も腰を動かすタイミングがあると、男女ともに一緒に気持ちよくなろうと言う意識が芽生え、より気持ちよく一体感のあるセックスが実現できます。

そのように男女が積極的にセックスを進めることができれば、最後のフィニッシュである射精のときの男性や女性の振る舞いも大きく変わってきます。

男性の中には、自分がイく瞬間になると、黙って勝手に射精する人もいますが、これはご法度です。中には、男性がイく瞬間にできれば自分も同時にイきたいと思っている女性もいらっしゃるでしょう。そういう女性は、男性の様子を観察しているとはいえ、やっぱり無言ではそのタイミングを逃してしまいます。

男性は、射精しそうになったら、射精の1分前でもいいので、「イきそう」 「イく」と女性に明確に伝えましょう。

男性が射精しそうになっている瞬間にも、女性の方でできることがあります。男性がイく瞬間は、膣の中でペニスが膨張することを感じられます。それゆえに、女性もイきやすい状態になります。いきそうになっている男性を見つめて、「同化する」「一体化する」ようなイメージを持ちましょう。一体化するというと難しいイメージを持つ女性もいらっしゃるかもしれません。ただどんな女性にもイメージできることだと思います。自分のオーガズムをコントロールしようとする必要はありません。男性の腰や背中をしっかりつかんで、まずは肉体的に今男性がどういう動きをしているのか確認し、男性の動きを感じ取ってください。そうやって男性の動きを感じ取ると、目の前で必死に腰を振っている男性の息遣いや動きの荒々しさが伝わってくると思います。

そうやって、本番行為の時間を過ごしていると、お互いに気持ちが通い合ってきます。男性が気持ち良いと思っている瞬間が、触っている腰や背中を通して、女性の方にも伝わってきます。一緒にイけることが理想ではありますが、たとえ男性の射精と同時に中イキできなかったとしても、女性の方でも強い満足感を得ることができます。

このような一体感をまだ味わったことがない男性や女性も多いと思います。そうやって体をお互いにいたわることにより、良い満足感や幸福感をもたらしてくれます。未だ本番に積極的になれていない女性の方におかれては、少しでも触れる相手の息遣いを感じ取るところから始めて、一体化する喜びを知っていただきたいと思います。

体位を頻繁に変える必要は無い

強くて速いピストン運動を男性がしたがるように、本番の最中にやたらと体位を変えたがる男性もいらっしゃいます。これもAVの影響が大きいかもしれませんが、AVの場合は、本番行為を長く、いろいろなバリエーションで見せることにより映像が成り立っています。

しかしながら、一般的な男女がお互いにセックスをするときの体位の好みはそれぞれです。セックスの体位を効率よく切り替えて、ピストン運動ができれば、女性が満足するというものではありません。もちろん、体位を変更しながら、その女性に合った対位を模索する必要はあると思います。

この前でも触れていますが、女性の快感は、じっくり、ゆっくりペニスの感触を味わって、徐々に増していくものです。頻繁に体位を変えられると、その度に快感のレベルが下がってしまうことになります。

頻繁に体位を変えるのではなく、気持ち良い理想的な体位をずっと続けてほしいというのが女性の希望です。もし変えるのであれば、体位ではなく、ピストン運動に変化をつけてみるところから始めたほうがいいと思います。

ペニスを挿入する際の深さやリズムや角度に関しても、工夫の余地が多いです。そういったところに変化をつけると、体位を変えることなく、新鮮さや新しい刺激をつけることができます。

体位を変えるたびに、一度ピストン運動が止まるのは、男性側にもデメリットです。その間にペニスが萎えてしまうこともありますし、ペニスがコンドームにフィットしなくなって外れる危険も出てきます。お互いがしっかり噛み合う体位がわかったら、あまりそこから変えずに、先程の通りピストン運動などで工夫する方がよいでしょう。

AVによくありがちなのが、ペニスを抜かずに体位を変えるような演出です。こちらも技術的には高度かもしれませんが、女性からしたらあまり関係のないことです。高度ではあると思いますが、そこまで重要なことではないと思います。

体位は基本の4つで十分

セックスの体位には、あらゆる体位があります。しかしながら、その多くは基本の体位を応用したものに過ぎません。

基本となるのは「正常位」「騎乗位」「座位」「後背位」この4つです。

男性の中には、いろいろな体位を女性に試してみたいという人だけではなく、パートナーの女性がどの体位に1番感じるのかを確かめてみたいという人もいます。そういった相手の1番気持ちの良い体位を探る事は大事ですが、必要以上に奇をてらう必要はありません。本番のペニス挿入も、すぐに効果の出るものではありませんから、1つの体位でじっくりとピストン運動をすることがまずは大事かなと思います。

全体的に言えるセックスに関する私の基本的な考え方は、「無理をしない」ということです。パートナーと一緒に気持ちよくなろうとしているのに、体のどこかに大きな負担がかかってしまうと、快感に集中できなくなります。

AVを見ていると、「駅弁」のような体位もよく撮影されます。個人的にはあまり取り入れたくない体位です。男性は腰を痛めないかと心配になりますし、女性は、女性で男性に必死につかまっていないと振り落とされてしまうので、余計な体力を要求されます。見た目的には派手で良いかもしれませんが、先程の「無理をしない」「リラックスして臨む」というところからは外れているかなと思います。

セックスの途中で、ペニスが萎えてしまうような、いわゆる「中折れ」に悩んでいる男性もいらっしゃると思います。

その場合でも無理をする必要はありません。大抵の場合、焦れば焦るほど勃起しなくなります。

私も経験がありますが、中折れしてしまったら、もうそれ以上焦っても仕方がないので、一度リセットします。心身ともにリラックスをすることが大事です。一旦お風呂に入ってみたり、休憩をしてみたり、マッサージをしてみたりします。リラックスをすると血行が良くなり、再チャレンジしたときに、また勃起力が復活します。無理をしないにも似ていますが、勃起しないからといって、焦ってがんばりすぎないようにすることも大切です。

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