スローセックスを実践するにあたり、男性の早漏を改善することはとても重要です。
どれだけセックスに関する知識あり、技術が上達していても、ペニスの持久力が不十分では、スローセックスの質を底上げすることができません。
早漏を改善できていない男性は、早い射精を避けるために、あまり本気を出さないで中途半端に腰を動かしたり、言い訳がましい動作がセックスに発生します。より悪いことに、そのような不器用な動きは女性にも気づかれたり、逆に不安を与えるもとになります。
今回はそんな、早漏の悩みやトレーニング方法について書きたいと思います。
ペニスの持久力を増やしたいと望む男性は多いと思います。でもその願いとは反対に、「頑張ってはみたけど、結局射精の管理は不可能だった」と諦めてしまっている男性も多いです。
実際のところ、これだけ医学が発展しても、早漏を根本から改善できるトレーニングや改善方法に関する研究や文献はありません。
実は私も、10年前はひどい早漏でした。
私の場合、自分の早漏問題を解決するために、様々なノウハウ本やヨガの要素を組み込んだオリジナルの早漏克服トレーニング法を行ってみたりもしました。
その結果、私のトレーニング法は、ペニスを強化するための愛撫法と呼吸法の2つから構成されています。
射精のコントロールトレーニング法
まず、自慰の際に、次の見出しから説明するトレーニングを実践してみてください。
ただ、早漏克服は1日や2日で効果が現れるほど簡単なものではなく、早い人でも半年、状況によっては半年以上かかることもあります。
肝心なのは、諦めずに継続することです。筋トレのようなものです。すぐに効果があらわれるものではありません。
この練習は男性がひとりでこっそり行うことも可能ですが、より有効な方法は、できれば女性にも協力してもらうことです。
早漏は男性にとって重要な懸念事項ですし、女性にばれたくないという思いもあると思います。
しかし、早漏である場合、どのような言い訳をしても、女性は気付いてしまいます。むしろ隠していることは女性にもわかってしまうので、ダサいとさえ思われます。
女性は男性を傷つけないために、「知らないふりをしているだけ」だ思ったほうが良いです。
独り言のように「まだバレていない」「女性から不満を言われないから、大丈夫だ」と自分に言い聞かせていても、好転しないです。
自分から正直に告白し、自分だけで悩むことをやめましょう。早漏のプレッシャーとコンプレックスを抱えてセックスを続けている状態では、女性を本当のオーガズムに導くことは難しいです。
素直に打ち明けて、まずは男性の精神的な負担を解消してください。心が軽くなったら、しっかりと向き合い、コンプレックスを克服するトレーニングを行ってください。
二人の間に隠し事もなくなることで、愛情もさらに深まることでしょう。
ペニスを強化するトレーニングはとてもシンプルで分かりやすいです。具体的には、ペニスでもっとも敏感な部分である亀頭を強化します。
ここまでの説明で想像すると、「ペニスを物理的な刺激に慣れさせ、感じる刺激を純化させることで長持ちさせるトレーニング」のように思われるかもしれませんが、違います。
ペニスは、男性の分身のようなものです。男性の分身とも言えるペニスの感度を鈍感にさせることは、お互いに絶頂をむかえ、オーガズムに達するというそもそもの目的を忘れており、本末転倒です。
ここで紹介するトレーニングの目的は、亀頭を従来の「射精のスイッチ」から「感じることを楽しむ装置」へシフトさせていくことを目的としています。
それでは、具体的なトレーニング方法を説明します。以下の2つを実践してみてください。
①亀頭のオイルマッサージ
- ペニスと亀頭を握る手のひらにオイルやローションを塗ってください
- 利き手ではない手でペニスの根元を押さえ、亀頭に皮が被らないようにして固定してください
- 手のひらの中心部を亀頭に密着させて、手のひらが亀頭の周辺を一周するように弧を描きながら、亀頭の表→側面→裏側をゆっくりと擦っていってください
- 3の動きを繰り返してください
ポイントは、手のひらと亀頭の密着面積をなるべく大きくすることと。弧を描く際に、亀頭と手のひらが離れないようにすることです。しっかり密着させてください。
②亀頭の指圧マッサージ
- 利き手を軽く握って、指で輪を作ってください
- 亀頭の先端からその輪をゆっくり下ろし、輪がカリの部分を通り過ぎるまでゆっくりと丁寧に亀頭を擦ってください
- ペニスの皮が亀頭に被らないように注意しながら、ゆっくりと輪を上げていき亀頭を擦ってください
- 2と3の愛撫を繰り返す
オイルマッサージの手法と比べてこちらは圧力がかかりますが、決して強い刺激を与えることを目的としたものではありません。
オイルマッサージと指圧マッサージで質の良い刺激を与えることで、即時的な刺激を味わう装置ではなく、長い時間セックスを楽しむため装置に、ペニスに変えることができるでしょう。
マスターベーションに時間をかける
早漏改善にあたり、練習量、つまりマスターベーションにかける時間はも大切です。
イクためだけにペニスを激しくしごいて、イキたくなったら、それが2分でも3分でも構わず発射するという方法、本当に早漏を克服したいのなら、今日から廃止しましょう。
最低でも15分以上はかけて、ゆったりとした気持ちで、ペニスの快感を楽しむことが何よりも大切です。
呼吸もトレーニングすする
射精のコントロールには呼吸法も大きく関わってきます。以下の呼吸法をマスターすることで、興奮を抑制しコントロールすることができるようになります。
- お尻の穴から空気を吸い上げることをイメージする
- 吸い上げた空気は、背骨の管を通して、後頭部にある肺に吸い上げることをイメージする
- 鼻から一気に息を吸い込む(1秒以内目安)
- 鼻からゆっくり息を吐き出す(約7秒が目安)
- お尻の穴を「キュッキュッキュ」と10回締める
- 1~5をイキそうになるたびに繰り返す
息を吸う時のイメージが最初は摑みづらいかもしれませんが、何度も練習してコツを掴んでください。
ペニスが「感じるを楽しむ」ことが自然にできるようになると、マスターベーションもセックスも、コントロールしてより大きな快感をともなう射精を起こせるようになります。
ペニスをパワーアップする狙いは、亀頭をただの「射精のトリガー」から「快感を享受するツール」へと進化させることです。
亀頭を中心とした愛撫を行い、自慰行為でオーガズムに至るまでの時間は、最低でも15分は時間を費やしましょう。
対面体位でペニスは持続しやすくなる
オーガズムの本質は性エネルギーのやり取りにあることを以前にも説明しましたが、早漏を克服するための要因としても、性エネルギーの存在は見逃せません。
実際、射精直前に下腹部で感じる”ほてり”は、性エネルギーそのものです。
男性が気持ち良いセックスを感じるためには、この下腹部で感じる性エネルギーを増大させる必要があります。しかし、下腹部という限られたスペースに詰まってしまうがために、男性の持続したいという願望に反して、自然に溢れてしまうのが早漏の本質です。
容量が小さいため、性エネルギーの増大も十分ではありません。これが「速い」「十分な快感がない」「女性を満足させられない」という悩みの原因です。
ここまでのメカニズムが理解できれば、次に考えるべきは、「どのように下腹部に集まった性エネルギーを分散させるか?」です。
ここに至るまでにこの記事では、オナニー時のペニスの強化方法と呼吸法について触れました。これは男性の自己練習です。ただし、いくら練習を重ねても、実際の場面で成果を出さなければ意味がないです。
そこで、今回は自己練習で学んだ呼吸法をさらに進化させ、ただ性エネルギーを分散させるだけでなく、性エネルギーを制御し、さらに性エネルギーを増大させる手法をお伝えしようと思います。
具体的には、セックスは対面体位を試してみてください。
この直立した男性の姿勢は、射精を促す交感神経と射精を抑える副交感神経がバランスの取れた状態になるため、通常の正常位よりもペニスが持続しやすくなります。
実際に試すと、この体位の微調整だけで「こんなにも変わるのか!」と驚かれると思います。
男性の悩み「ペニスの大きさ」
男性が性器で最も悩むことは、サイズです。自分のペニスの大きさを気にしない男性は、ほとんどいないでしょう。
一方で、女性はペニスのサイズにほとんど関心をもっていません。サイズについて悩む男性は、まずこの事実を受け入れることが大切です。
ペニスの長さは、医学的には「陰茎長」と呼ばれ、恥骨の前面から亀頭の先までの距離を示します。
日本人の勃起時の平均は9~12cmであり、欧米人と比べると確かにやや小さい傾向があります。
しかし、ペニスは5~6cmあれば十分とされています。この程度の長さがあれば、膣内に精液を送り込むことができ、生殖機能には問題がないからです。
さらに、それだけの長さがあればGスポットにも届くため、女性をオーガズムへ誘うことも可能です。
物足りなさを感じてさらなる快感を求める場合は、体位を変えることが効果的です。例えば正常位でも、女性の内部により深く入る角度やGスポットにより簡単にに触れる角度が存在します。
パートナーの女性にどの部分が気持ちいいか尋ねつつ、お互いに快感を得られる体位を見つけてみてください。最適なのは、体重をかけて挿入するタイプの正常位です。女性の脚を方で受け止め、上から挿入する方法は深部へと挿入できます。
避けたほうが良い体位があるとするなら、後背座位や、女性がスクワットのように上下に動く騎乗位は、一般的に女性にとって感じにくい体位であり、特にペニスのサイズが小さい人は避けた方が良いでしょう。
特に騎乗位は、女性が動くたびにペニスが膣から抜ける可能性があり、快感に集中できなくなるからです。
男性は小ささで悩む人が多いですが、女性の側からするとパートナー男性のペニスが大きすぎて悩む人の方が多いようです。
ペニスが大きすぎて女性の身体にフィットしないと、挿入時に痛みを感じることや、場合によっては膣の入口が裂けること、さらにはポルチオに突然強い痛みがはしるといった身体的なダメージにつながります。
男性も、痛がる女性をみていると、思いっきり腰を動かせないですよね。この問題を解決する方法としては、お互いに挿入が浅い体位を探ることで解決できます。具体的には、正常位でも後背位でも、女性が脚を閉じると挿入は浅くなります。ペニスを膣の奥まで挿入できなくても、男性は十分に快感を得られます。
実際、女性の膣の締まりが最も強い部分は、入口から3分の1の位置にあるため、その範囲でペニスを動かすだけでも、効果的にオーガズムを得ることができます。
ペニスの大きさに過度に悩むよりも、パートナーとのコミュニケーションを大切にし、お互いに楽しめる方法を見つけましょう。
お互いに話し合うことで、快感に繋がるポイントが見つかり、二人の絆も強くなります。独りで悩んでも解決はありません。悩みを告白しあえる信頼関係は重要です。
ちなみに、ペニスに皮があるかないかによって、女性の感じ方に大きな違いは発生しません。
サイズと同じく、包茎は男性の悩みの一つであり、日本人男性の半数以上が包茎であるという説が存在します。(実際のデータは見つかっていないため、真偽は不明です)
日本では、「包茎は恥ずかしい」「ペニスが不完全」という認識が広まっていますが、それは美容外科の広告が多く存在するためです。
包茎についてもう少し定義を整理すると、ペニスや亀頭が包皮で覆われている状態を包茎と表現し、勃起しても亀頭が完全に露出しないものを「真性包茎」、勃起すると亀頭が露出するものを「仮性包茎」と呼び、区別されます。
包茎は本当に問題なのでしょうか?
包皮は、繊細な亀頭を外部からの刺激から保護するために存在します。
つまり、男性の身体にとって必要な機能を果たしています。そのため、勃起時に包皮が剥がれて亀頭が現れる仮性包茎は、むしろ自然な状態と考えられます。
ただし、包皮を剥いた際に狭い部分がペニスを締め付け、セックスに問題が生じる場合は、手術が必要となることがあります。
真性包茎でも、正常に勃起しセックスが可能なら問題ありません。ただ、ペニスと包皮の間に垢等が溜まっていることもあるので、事前のシャワーで清潔に洗うようにしましょう。
もっとも、シャワーも洗うことも、真性包茎・仮性包茎の両方で必要なマナーです。