女性の幸せホルモンを刺激するセックスのテクニック

女性の一般的な傾向として、SかMかどちら寄りかと問われれば、M傾向があると個人的には感じます。

通常、女性は受動的な存在として、何かをされる・エスコートされることを望んでいます。
物理的な力では男性に劣るため、保護されることへの本能的な欲求が、その態度に繋がっていると考えられます。

例を挙げると、以下のようなものです。

  1. 安らぎを感じたい(守られる欲求)
  2. 相手が自分をどう見ているか気になるけど、積極的に行動することは避けたい
  3. 相手の本心が明らかになるまで、むしろ支配的な言葉や振る舞いを受け入れる
  4. 踏み込みにくいことや距離の人は、興味がないかのように振る舞う
  5. 自分からはデートに誘わず、誘われたとしてもあからさまには喜ばない
  6. パートナーが職場での失敗や人間関係の問題を共有してくれると嬉しい
  7. 性的な関係を自ら提案することはない
  8. 相手から自分を必要とされていると感じたい

女性は、基本的に受動的な性質を持っています。男性はこの点の理解が必要です。
なぜ女性が受動的なのかの原因については、男性が狩りをして食料を家に持ち帰るという、動物的な本能の名残から来ています。
現代社会では、仕事で男性と肩を並べて活躍する女性もいますが、家に帰ると一個の女性としての側面が顕著になります。プライベートでは、M的な性質を示し、一般に男性に導かれたいと望むのです。

信頼から始まる愛情の予兆

女性には、愛する人からの要望に対して積極的に応えたいという本能があります。特に、要求が困難であればあるほど、情熱を感じる傾向があります。
ただし、この情熱は任意の相手に対してではなく、心から尽くしたいと感じる特定の男性に対してのみ発揮する、献身的でM的な側面です。

このような関係を構築するために欠かせないことは何でしょうか?
男性が無理やりに物事を進めたり、思慮深くない行動をとっっているままでは、信頼関係は築かれません。それでも、女性は「特別な扱い」を受けることに弱く、時には強引な振る舞いや扱いも、愛されていると感じる「特別感」を引き起こすこともあります。

また、M的な性格を持つ女性は軽視されると興奮しません。
セックスに至る前にはボディタッチを頻繁に行い、時には少々意地悪な言葉を投げかけることで、彼女に目がはなせないことを示すのは大切です。
これによりコミュニケーションをとりやすい関係が築かれ、女性の心と体は自然と動き出します。
女性はセックスにおいて基本的に受動的な役割を担いますが、信頼していない相手からのすべてを受け入れるわけではありません。

嘘や無関心は信頼関係の破綻のもと

嘘をつくパートナーは、信頼を損ねる大きな理由の一つです。

たとえば、交際して3度目のデートで「お休みはいつだったっけ?」と尋ねられた際、初デートで木曜と日曜が休みであると伝えたにも関わらず、それを忘れていた場合、女性は「自分に興味ないんだな」と感じ取ります。
これは、セックス中に女性が痛みを訴えたことを忘れ去っていたり、以前痛がったバックをもう一度許可なしに試してしまうような、いずれにせよ女性の感情を無視する行動により、「この人とこんなセックスはもうしたくない」と感じさせ、二人の関係の興ざめを招く原因となります。

女性が嘘をつかれると、「他にも嘘をついているのでは?」と疑念を抱き始めます。

男性にとってはその場限りの嘘かもしれませんが、女性は全てにおいて疑いを持ち始め、その後も疑念を抱き続け、「愛している」という言葉さえも信じられなくなります。
相手の話を聞かないということは、「私に興味がない」と感じさせることにつながります。

「嘘をつかない」「話を聞く」この単純な行動が信頼を築く上で極めて重要です。

喜びと”幸せホルモン”の増加

テストステロンというホルモンが女性の性欲に重要な役割を果たしており、「天然の媚薬」とも称されています。
セックス前数時間にテストステロンを投与すると、性的な感覚や欲求が顕著に高まるとの研究結果があります。多くの女性が経験しているように、女性が特に濡れやすい時とそうでない時の違いは、このホルモンの作用によるものです。

信頼できる男性から愛され、大切にされていると感じることで、女性は幸福感を感じ、脳が刺激されます。
幸せホルモンの分泌は、女性にとって大きな喜びとなり、恋をしている女性が美しく見えるのは、このホルモンの効果によるものです。
だからこそ、自己中心的な行動を避け、女性と共に築き上げるコミュニケーションの一環としてセックスに臨んでください。

心身の深い潤いへ

性的な刺激に対して脳で反応する女性は多く、「愛されている感」「私を気にしてくれている」と感じると、女性は幸せホルモンで充填され、身体が「潤い」を帯びます。

では、「潤い」とは何を意味するのでしょか?

身体内で幸せホルモンが生成されると、コップに液体が満たされるように、これらのホルモンが身体に蓄積されます。これが満ちあふれると、精神的な充足感が生まれます。
この潤いは、日常生活をより積極的にし、思考を楽観的に変える女性の推進力となります。

美味しいお菓子を楽しんだり、ショッピングをすることでも心は潤いますが、愛に満ちたセックスによって最も潤うのです。
女性の心と体をどう楽しませるかによって、潤う度合いが変わります。技術だけが全てではなく、適時に甘い言葉や少しの厳しさを交えつつ、いつも以上に愛情を注ぐことが大切です。
幸せホルモンが豊富に分泌されているときは、女性はより潤い易くなります。
この潤いには幸せホルモンが影響しており、女性が潤うメカニズムは、物理的な刺激や性的なイマジネーションによって始まる分泌反応で、その成分は血液から漏れ出る血漿とされます。

特に性的なイマジネーションによって、女性は顕著に潤います。

愛で満たされているという自覚は、性的なイマジネーションを促し、結果的に女性が常にセックスに対して準備ができている状態を生理的に作り出します。
幸せホルモンに満ち溢れることで、女性は自然とセックスへの欲望を高め、これは心と体にとって利益しかない状態です。

信頼と幸せホルモンがもたらす潤い⇒オーガズムへ

ここまでで書いてきたことは、女性が愛されていると実感することの重要性です。
セックスにおいて受動的な役割を担う女性は、絶対的な信頼関係のもとで男性に心と身体を委ね、その結果、心も身体も潤ってオーガズムへと至る道が開かれます。
女性の心身の構造を深く理解し、二人で至福の瞬間に至る準備を整えましょう。
身体的な接触だけに限らず、対話や愛情表現も全てが前戯であるという考えに基づいています。

全感覚に訴えかける愛の表現

女性は単に身体的な喜びを超えて、パートナーの表情や香りを含む五感全体によって喜びを感じます。
セックスを単なる肉体的な行為とみなすのではなく、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触感を巧みに駆使して、女性の心が満足するように全感覚を刺激することで、独特の満足感を提供できます。

たとえば、耳元でささやくことにより聴覚を刺激したり、普段と異なる香りの香水を使ってみることで、新鮮な感覚を味わわせることができます。
特に性的な興奮を引き出す感覚は、嗅覚、聴覚、視覚の順に重要視され、これら三つは特に重要です。

嗅覚

女性は男性と比べ、嗅覚が敏感なことが多く、嗅覚中枢の組織細胞が男性より平均で4%、神経細胞に関しては50%も多いことが明らかにされています。女性は香りに対して敏感です。
自分にとって心地良い香りかどうかは、即座に反応します。体臭は明らかに感じ取れるため、清潔な衣服の着用が必要です。

男性が香水を選ぶ場合、「イランイラン」(女性ホルモンの分泌を促す効果あり)、「ジャスミン」(生殖機能を向上させる香りで治療にも使用される)、「ローズ」(子宮を強化し、女性ホルモンのバランスを整える効果がある)、「ラベンダー」(感情のバランスを整える効果がある)などがおすすめです。

聴覚

多くの女性が男性の声に魅力を感じており、特に低い声が好まれます。しかし、声のトーンだけでなく、言葉の使い方にも気を使ってほしいと私は考えます。男性は言葉を情報伝達の手段とみなすことが多いですが、女性は言葉を通じた感情の共有を重視します。そのため、単語一つで大きな感情の変動を引き起こします。女性は右脳が敏感で、「好きだよ」という単純な言葉でも、言い方や話す速さ、音量によって受け取り方が変わります。低い声でささやかれる甘い言葉は、男性にとって大きな魅力となりますが、これは誰にでもできるわけではありません。そのため、言葉に愛を込めて伝えることが大切です。特に抱きしめ合っている際は、耳元で「好きだよ」と何度もささやいてみてください。これだけで女性は大きく心を動かされます。

視覚

視覚に訴える魅力は、通常男性が特に価値を置くものですが、女性も同様に視覚から性的な魅力を感じ取ります。

重要なのはまず清潔感です。

自身の髪型や服装、爪の手入れ、肌の状態など、日頃から意識してセルフチェックを心がけましょう。裸の際には、筋肉質な体が多くの女性に好まれる傾向にあります。これは、強健な遺伝子を望む女性の本能的な欲求に基づくものです。
男性であるなら、健康的で引き締まった身体は意識すべきです。特段筋トレに励んで過度にマッチョになる必要はないものの、健康的な生活習慣を維持することで、自然と魅力的な体型を手に入れることができます。
体型に自信がない場合は、生活習慣の見直しから始めましょう。

味覚

味覚は特にキスをする際に重要視されます。多くの女性は情熱的なキスを交わしながら愛を深めたいと考えています。重要と言っても、ポジティブな印象を与える必要はありません。口臭があったり、口の中が不衛生だと、魅力が半減してしまいます。当たり前のことですね。
そのため、セックスに臨む前には歯を磨くことを忘れずに。いつでも口腔ケアができるよう、携帯用の歯ブラシセットを持っていると、より好印象です。

触感

これまでのポイントを押さえていれば、女性は十分に濡れて準備万端となります。
次は、オーガズムへと導く愛撫を行う段階です。詳細は後の見出しで解説しますが、直接的に女性の敏感な部分に触れていくことになります。愛情を込めた愛撫の方法と、二人の絶頂を目指すセックス体位について、具体的かつ詳細に書いていきたいと思います。

心の共鳴がもたらす深い潤い

女性は、単に共感を求める存在です。

明確に言えば、男性からの具体的なアドバイスを望んではいません。良いことであれ、悪いことであれ、単純に「そうだね」と共感の言葉を聞きたいだけなのです。
「この服とあの服、どちらがいい?」と尋ねる時、実際には女性はすでに心の中で選択をしており、彼女が気に入っている方を支持する「こっちがいいと思うよ」という答えを期待しています。
異なる選択をされると、気分を害します。また、仕事で失敗して落ち込んでいる時には、「君のミスが悪いのだ」というよりも、「大変だったね、それは辛いよね」と共感の声をかけてほしいのです。
これは男性にとって面倒に感じられるかもしれませんが、男女関係なく基本的に誰しも持ち合わせた感情だと思います。
単に頷いて共感するだけで女性は満足します。これを女性からの信頼を得るプロセスと考えれば、実践しやすいのではないでしょうか?

女性が共感を欲するには理由があります。

自分の発言や意見に賛同してもらえることで、相手との意見の一致を感じ、安心感を得たいのです。女性は、愛する人と共通の価値観や感情を共有したいと願っています。

例えば、食事をしている時に「この料理おいしいね」と言えば、「ええ、本当に美味しいね」と同意してほしいものです。
逆に「そんなに特別だとは思わないな」とか「まあ、普通かな」と返されると、相性が悪いと感じるかもしれません。笑いのセンスが合ったり、自分が面白いと思うことで相手も笑ってくれたり、自分が美しいと感じた風景に感動してくれる人は、心を安らげ、自分を開放することに繋がります。これらをオーガズムへの道筋として捉え、誠実なコミュニケーションを心掛けましょう。

セックスにおける愛情の確認

セックスは女性にとって単なる快楽の追求以上の意味を持ちます。

それは、相手からの愛情を感じ取り、どれだけ愛されているかを確かめる機会でもあるのです。女性は、パートナーからの愛情を受け取ることで幸福感を覚え、それが幸せホルモンの分泌を促し、結果として性的な満足感を得たいと願います。

「愛されていないような気がする…私をそんなに好きではないのかもしれない」と感じるセックスでは、安心感や愛情を感じることができず、興奮や濡れることにも繋がらないのです。

女性はセックスの様々な瞬間において、相手からの愛情を探求しています。多くの女性が「とても良かった」と語るセックスは、相手からの愛情を強く感じたものです。
「キスの前に優しく頭を撫でてくれたり」「正常位で目が合った際に優しく微笑んでくれたり」「本番が終わったあとも、寒くないか気遣って布団をかけてくれ、その中で親密になった」など、男性の細やかな行動により女性は愛情を感じ取ります。

そして、「私を愛しているからこんなに優しくしてくれるのかな、幸せだな、安心するな」と感じ、それが幸せホルモンの分泌を促し、幸福感覚を深めるのです。
一方で、前戯が短く男性だけが満足するセックスは、「私のことを愛していないのではないか」という疑念を抱かせ、パートナーへの不信感や安心感の欠如に繋がり、結果として十分に濡れることができません。
逆に、パートナーが愛情を込めて丁寧に時間をかけてくれたり、満足させようと努めてくれることで、「こんなに尽くしてくれるのは愛しているからかな」と感じ、その愛情の表れを通じて深い満足感に繋がるのです。

女性がオーラルセックスによって絶頂に達した体験を説明するとき、彼女たちは「本当に素晴らしいセックスだった!」「とても幸せだった!」と熱心に話します。
そのような体験を振り返ることで、再びその瞬間を思い出し、その人ともう一度セックスをしたいと望むようになるわけです。

その人が自分を深く愛し、大いに満足させてくれたという記憶があるため、より濡れやすくなります。
幸せホルモンが豊富に分泌されるほど、女性は自分がパートナーに愛されていると感じることができるのです。愛情をはっきりと示すことにより、女性は愛されていると実感します。セックスの際には、行動や言葉を通じて「あなたを大事にしている」と伝えることが理想的です。

愛情に応じる身体の反応

女性はパートナーからの愛情を感じ取り、それによって幸せホルモンが分泌され、興奮状態になり濡れることがあります。
しかし、濡れた状態が必ずしも興奮や快感を意味するわけではありません。体の自然な反応や健康状態によって、保護反応として濡れることもあるのです。
例えば、潤滑が不十分な状態でセックスを行うと痛みを感じるため、身体が自己保護のために濡れることがあります。この場合、女性の反応は必ずしも良好ではなく、実際に興奮して濡れている時とは濡れ方に違いがあり、これは男性も区別することが可能です。

また、女性はイマジネーションや想像力によって興奮し、より濡れやすくなります。
デートでの男性の行動が女性に特別感を与えた場合、「この人ならば自分を委ねても良い」と感じることがあります。例えば、男性が女性を大切に扱い、おしゃれなレストランを予約する、ロマンチックな景色のバーへ連れて行く、雨から守るために自分のジャケットを貸すなど、こうした行動から女性は自分が特別に扱われていると感じ、その男性に特別な感情を抱くようになります。
このような特別な瞬間が女性には確かに存在し、それは自分の好みや相性も影響しています。

その時点で、女性はすでに心の中で自分とその人とのセックスを想像していることがあります。
セックスを通じて相手からより深い愛情を受け取れるだろうと期待しているのです。
先に述べたように、前戯は実際のセックスが始まる前から既に始まっています。このことは、感情を充実させることでその記憶を脳に刻み込み、セックスの前から女性を心酔させ、その結果、体にも影響を及ぼすということと密接に関連しています。

そのうえで、幸せホルモンが分泌され、幸福感が高まるという好循環に入ります。心も脳も体もすべてが充足された状態になると、その女性はあなたから離れがたくなるでしょう。

セックスの技術に限らずコミュニケーションにおいても、女性は心が満たされることで身体的な反応を示し、深い愛情と信頼の関係を築くことができます。男性が女性の内なる声に耳を傾け、愛情を込めて接することにより、女性の心と体を真に満たし、オーガズムへといざなうことができるのです。

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