一般的に、女性は安心できて攻撃的ではないセックスを望んでいます。丁寧な愛撫や優しいタッチからは、愛情を感じ取ることができるからです。
激しいセックスは、男性のアダルトビデオで見られるようなメディア向けに編集されたものであって、男性が好むタイプのものです。
女性の嗜好はそれと全く別で慎重に愛撫されることで愛情を感じるというのが実際です。
さまざまな女性からの意見を集めてみると、愛情を込めた扱いをしてくれた男性は、以下の3つの要素をしっかりと実践しています。
- 優しく触れること。
- 優しく舐めること。
- 優しい言葉を掛けること。
セックスの際に女性に対して優しい言葉をかけ、柔らかなタッチを心がけることで、女性はパートナーからの愛をより深く感じ、幸せを感じやすくなり、これが興奮へと繋がります。
一方で、荒々しい行為は痛みや雑な扱いを感じさせ、女性に対して不信感や不快感を抱かせかねません。そうなると幸せを感じることはおろか、興奮もしにくくなります。
「時には激しく」というセックスは、女性からの要望がある時に限定してください。このブログの記事は主に、オーガズムを経験したことのない二人向けですので、基本として「優しいセックス」を心掛けるようにしてください。
今回は優しいセックスのために実践してほしい6つのレッスンをご紹介します。
レッスン1:実況しながら言葉攻め
乳首に刺激的な刺激を与えずに勃起させることは、愛撫に関して一人前の証と言えるでしょう。
乳首を触らずに勃起させることは難しいかもしれませんが、私はセックスをこのレベルまで極めてほしいと願っています。
言葉での攻めとギリギリ触れずに焦らすことを極めれば、感情の興奮だけで乳首が勃起するようになります。これらの行為は女性に恥じらいを感じさせ、興奮を高める効果があります。女性は裸になるだけで恥ずかしいと感じます。この恥ずかしさが脳を刺激し、性欲を掻き立て、幸せホルモンを分泌させ、健全なオーガズムへと女性を導きます。
言葉攻めには好みがありますが、女性が最も受け入れやすく、感じやすいのが「実況しながら言葉攻め」です。自分の体がどれだけ濡れているか、どれだけ感じているかを伝えたり、感じている顔や体が敏感に反応している状況をパートナーに実況されると、恥ずかしいけれども感じてしまう女性は非常に多いです。
「もうこんなに濡れてしまっているよ」「感じている顔がとてもかわいいよ」「すごく体が敏感に反応しているね」といった言葉攻めがその例です。
焦らしにおける言葉攻めも非常に効果的ですが、注意してほしい点もあります。
「もうすぐ敏感な部分を触るよ」「触ってほしい?」というような言葉があります。このような、質問形式の言葉攻めは好まれないことが多いです。
なぜかというと、女性からしたらどう答え方がわからず、考えている間に興奮が冷めてしまうためです。
言葉攻めは女性にとって非常に恥ずかしいものですが、自分の身体の状態をパートナーから指摘され、それが耳に入ることで興奮が高まります。
言葉攻めは、「愛している」と耳元で囁いてあげることが基本です。そのうえで、恥ずかしい言葉も囁いてみてください。先に愛情表現をうけることで、その後の言葉攻めも受け入れやすくなります。
「今日は特に濡れているね」「反応が敏感だね」と言われた時、女性は恥ずかしさのあまり「そんなこと言わないで」と思うかもしれません。
しかし、その言葉によって幸せホルモンが大量に分泌され、高揚感が増し、さらに興奮します。
そして、イメージすればするほど、実際に触れられた時の快感を想像してしまいます。本当に触れられることを切望するようになったら、「早く触って」と懇願することでしょう。言葉を使った焦らしのテクニックは、パートナーの反応を見ながら試してみてください。
レッスン2:フェザータッチ
女性は男性を信頼し、全てを受け入れる準備ができている状態でベッドに入ります。
特に悪いことをしない限りは、男性が行う行為を全て受け入れるでしょう。そんな関係だからこそ、「丁寧かつ優しく」を心掛けてください。アダルトビデオで見るような激しい行為は絶対に避けてください。
次に紹介するのは「こちょこちょとした快楽の境界線に触れる」というタッチ方法です。
女性が最も感じる感覚を見極めることが重要で、それを「フェザータッチ」と名付け、強さを変えてパートナーの最も快感を感じる点を探る行為です。これは乳首、耳、鎖骨、背中など女性の性感帯に効果的な愛撫方法です。
いきなり強く触ったり、露骨なボディタッチをするのではなく、女性の体全体を探索するかのように、そっと指先をはわせて愛撫してください。
時間のかかる行為ですが、そのような、性感帯を調べる愛撫を、女性はほとんど受けたことがありません。お互いに楽しむように、余裕をもって女性の体にふれることが大切です。
レッスン3:クリトリスの発見と開発
クリトリスとは何でしょうか?
正確には、女性の性器に存在する突起物で、陰核とも称されます。これは哺乳類のメスに普遍的に見られる構造で、発生学的には男性の陰茎、すなわちペニスに対応する部位とされています。
簡単に言えば、ペニスの退化形とも考えられます。そのため、興奮すると硬くなり、勃起する特性があります。
クリトリスの特徴の一つは、男性が絶対に理解しておくべきものです。
それは「クリトリスは皮で覆われている」という事実です。
ペニスにも亀頭を保護する皮膚が存在するように、クリトリスも皮で保護されています。実は、この事実を知っている男性は非常に少なく、これはセックス教育が十分に普及していない現状を示しています。
クリトリスを愛撫する場合、まずは皮を剥く必要があります。皮を剥いた時だけ、クリトリスは最も感じやすい状態になります。
この状態こそがクリトリスを性感開発する鍵です。ペニスの例で言えば、亀頭が皮で覆われている状態と、剥けた状態とでは感度が異なるのは明らかです。
皮を剥く方法としては、人差し指を使って皮を優しく挟み、中指で大陰唇を支えながら下から上へと持ち上げるピールアップが最も簡単かつ効果的です。
クリトリスの皮は上から下へ覆っているため、人差し指で慎重に剥いてあげることが大切です。
触る強さに関しては、フェザータッチを利用して、その瞬間に女性が最も感じる強さを見つけ出してください。
基本的には軽く触れ始めて徐々に強さを増していき、女性が最も快感を感じる強さを探り当てることが重要です。
理想の強さが見つかったら、その強さを保ちつつ一定のリズムで継続的に刺激を与えてください。これによりクリトリスを通じたオーガズムを体験することができるでしょう。
クリトリスでオーガズムを体験できると、その後のGスポットやポルチオによる内部オーガズムも迎えやすくなります。
ですので、まずはクリトリスを刺激してパートナーをオーガズムに導いてあげてください。
これを実現するためには、クリトリスを正しく刺激するピールアップの技法を実践してください。
レッスン4 1分間のペアリングを行う
十分な前戯の後、挿入に移ります。
挿入はオーガズムに至るために非常に重要であり、急ぐべきではありません。
女性にとって挿入はセックスの中で一大イベントであり、失敗するとそれまでの努力が無駄になる可能性があるため、慎重に進める必要があります。
ここで大事になってくるのが、ペアリングという考え方です。
ペアリングとは、挿入後すぐにピストン運動を開始しないことを意味します。普通は挿入したら、すぐにピストン運動をして女性を快感に導くべきだと考えがちですが、それは誤りです。ペニスと膣をペアリングさせることが非常に重要です。
ペニスが膣内に入ると、女性は本能的に異物感を感じます。しかし、愛情ある愛撫によって心が満たされると、膣はペニスを受け入れ、ペニスの形やサイズに合わせて適応し、ペアリングを実現します。
このペアリングを丁寧に行うことで、挿入による膣壁の感度を最大に引き出すことができます。
ペアリングに割り当てるべき時間は「1分間」です。
挿入直後は、1分間は静止してください。
この間、忍耐している女性の姿を上から眺めて、その美しさと愛らしさを味わうのも良いと思います。
ただし、この1分間は単に動かないだけではなく、ペアリングを行いながら感度を高める特別な行為を用います。キスと耳元でのささやきです。
繋がったままの状態で、しっかりキスを交わしてください。ペアリング中は、優しさと癒しを心掛けてください。
また、耳元で愛を語りかけて、女性の脳内の幸せホルモンを活性化させましょう。
相手の名前を呼びながら「好きだよ」「かわいいね」とささやいてみてください。
これにより、膣内が活発に動き始め、締め付けが変わってきます。この1分間を効果的に活用することで、女性をオーガズムに導く確度を高めることができます。
レッスン5 Gスポットの刺激方法
Gスポットは、女性の膣壁前部に位置する感覚領域であり、男性の前立腺に相当する性感帯です。
この部位からは、男性の精液と似た分泌物が確認されています。位置としては、恥骨の裏側近く、膣内に挿入した指の第二関節辺りにあり、オーガズムを引き起こす主要な性感帯とされています。多くの人がGスポットについて知っているかもしれません。
女性が初めてGスポットを意識した時は、ただ単に快感がある程度、それ以上でもそれ以下でもない、みたいな感覚だと思います。
その後本番でGスポット刺激に特化した体位を実践されると、女性は指での刺激と比べて圧倒的に気持ち良さを感じます。
女性の膣内がみるみる濡れていき、男性側も大いに興奮すると思います。
Gスポットを刺激する体位に関して、多くの女性が同意する、Gスポットを効果的に刺激する最適な体位と挿入角度があります。
挿入方法としては、3つの体位を用います。
この3つの体位は、Gスポットへの圧力を効率よくかけ、変化に富んだ刺激を可能にします。
以下の3つの体位になるので、実践してみてください。
- 枕などを女性のおしりに敷いて、腰を少し浮かせながら正常位で挿入。
- 女性が手を後ろでついて、腰を反らせながらの半騎乗位のような挿入。
- 女性が股を閉じて、男性がまたがりながら挿入。前後にスライドしながらピストン運動。
重要なのは、単に突くのではなく、ペニスの亀頭をGスポットに対してこすり続けることです。仰向けの女性に対して、上向き15度くらいが理想かなと思います。
大きな動きではなく、細かい動きで亀頭が常にGスポットに接触するよう心掛けてください。Gスポットを継続的に刺激すれば、女性はGスポットによるオーガズムを体験することでしょう。
Gスポットでオーガズムを引き出せる男性は珍しく、これによってセックスをさらに魅力的なものにすることが可能です。
レッスン6 ポルチオの刺激方法
ポルチオは、女性が内部オーガズムを迎えやすい場所とされています。
私自身も、ポルチオ刺激によるオーガズムは非常に女性の感度が高くて好きです。最終段階でこの部位を慎重に刺激すれば、肉体も心も高みに達し、より質の良いオーガズムを体験できます。
そもそも、ポルチオとは何でしょうか?それは子宮頚部のうち膣側に突出した部分(子宮膣部)を指し、膣の最奥に指を挿入した際に触れる硬い突起です。
この部位は、東洋医学で丹田と呼ばれる場所に相当し、生命エネルギーが最も集中するとされ、多くの末梢神経が集まるエリアです。
女性の性的エネルギーが凝縮しており、性欲や感度が最も高まる場所と言えます。
そのため、ポルチオをペニスで刺激することは、女性の生命エネルギーを活性化させることにつながり、他の性感帯とは比べ物にならないほどの快感をもたらします。
ポルチオは非常に敏感な部位で、末梢神経が密集していますので、扱いには最大限の注意が必要です。大切なポイントは二つあります。
- 丹田に向かうようにペニスの先端を挿入する。
- ピストン運動による摩擦ではなく、圧で刺激する。
これらのことがポルチオ刺激の鍵となります。
ペニスの先端を丹田方向に向けて挿入し、ポルチオ部位に接触させながら強く圧を加えてください。
これはピストン運動ではなく、奥部への擦り付け動作を意味します。この動きを一定のリズムで実行してください。
男性は摩擦により快感を得て射精に至りますが、女性の膣内ではピストンによる摩擦よりも圧力によって快感を感じ、オーガズムを迎えます。
この点は非常に重要なので、しっかりと覚えておいてください。ポルチオを圧迫する際の要点は、ペニスを膣の奥深くに挿入することです。ペニスをポルチオに正確にあてがい、持続的に圧力を加えてください。
私の経験上、ポルチオを効果的に刺激し続ける最も効率的な体位は「両脚を開いた正常位」「グラインド騎乗位」「バックスクワット」の3つです。
これらの体位は通常の正常位や騎乗位、バックスタイルを基にしており、丹田へのアプローチが容易でポルチオ刺激が可能です。これらの体位のポイントは、深く挿入し丹田に向けて擦りつけるように腰を動かすことです。
前述したように、ペニスによるポルチオ刺激から得られる内部オーガズムの喜びは、他とは比べものにならないほどの至高の快感です。女性はこの快感によって頭が真っ白になり、オーガズムの後は一時的に動けなくなるほどです。
その後は深い幸福感に包まれます。この究極の快感を与えてくれたパートナーへの愛情はより深まり、「もう一度この喜びを味わいたい」「この人とのセックスは本当に素晴らしい」と心から感じるようになります。
みなさまもぜひ、上記で紹介してきた「6つのレッスン」をしっかり理解し、二人で楽しみながら実践してみてください。