信頼を深めオーガズムへいざなうセックスの秘訣

セックスでオーガズムに達した後、人の脳・心・そして肉体は極上の充足感に浸っていて、朦朧とした意識の中にいます。
この時点で、男性は後戯として「愛情の補給」を行いましょう。この行動は、将来にわたって、両者の絆やセックスでの信頼度を飛躍的に向上させる効果があります。

この際に、絶対に避けなければならないことがあります。それは、セックスが終わった直後に自分自身のことだけを考えることです。たとえば「タバコを吸う」「一人でそそくさとでシャワーをあびる」「テレビをつける」など、相手をほったらかしにするような行為です。
内容が何であれ、これはとても不適切な行動であり、セックスで得られたオーガズムの体験を台無しにしてしまうほどです。
「愛情の補給」とは、具体的に何をしていけば良いのでしょうか?解説したいと思います。

優しく背後からのハグ

まは、セックスがおわても相手を話さず、相手に寄り添うことが肝心です。
優しく抱きしめ、意識的に背後から抱擁してください。これには確かな理由があります。セックスの後の女性は、乱れた外見であり、化粧が崩れたり、髪が乱れたり、疲れた表情を見せたくないと感じる女性も一定数いらっしゃいます。でも、愛されたいという願望もあります。
そこで、背後からのハグです。自分の乱れた外見を隠しつつも、安心感を得られます。これほどシンプルで洗練された「愛情の補給」の方法は他にないので、ぜひ実践してみてください。

セックスがとても幸せだったことを伝える

セックスが終わって満足感に浸っている場合でも、女性はしばしば「男性も同じ感情を持ってくれているのかな?」と考えがちです。
そのため男性は、恥ずかしくても丁寧に、今日とても気持ちよかったこと・幸せだったことを言葉にして伝えることが大切です。
「今日のキスは本当に素晴らしかった」とか、「今日はいつも以上に感じてしまって、とても良かった」というように。
この行為によって、女性は自分が価値ある存在であり、大事にされていると実感し、ひいては幸せを感じることになるでしょう。

次回のセックスを決める

言葉をかけあって、今日のセックスが女性にとってとても快適で充実した時間だった場合、次に会う機会について話し合ってみると良いでしょう。
「次回はもっと素敵な時間を一緒に過ごそう」と伝えることで、次に会う瞬間を心待ちにするようになります。
このようにして女性は、「また彼に抱かれるんだ」「彼は私を愛し、求めているんだ」という感覚が芽生え、あなたに対する愛情を再確認することができます。

このようなかたちで、セックスの後をどのように過ごすかは、ふたりのセックスの関係や信頼関係に大きな影響を与えます。
誠意のある男性であればみな、パートナーとの深い愛情のある関係を望んでいることでしょう。

セックスで分泌される幸せホルモン

満足感のあるセックスを行うことで、幸せを感じさせるホルモンが大量に分泌されることは広く認識されています。
セックスを定期的に行うことで、女性ホルモンが増加し、これが女性にとって好ましい効果をもたらし、脳と体の両方に良い影響を与えると言われています。

愛情あるセックスによって放出される幸せホルモンは、精神的な安心感を与え、身体的な喜びを通じて日々のストレスを軽減させる特別な時間を作り出します。
これにより、パートナーと心を開き合い、信頼関係を築き、お互いにとって必要な存在であることを再認識し、ホルモンが分泌されます。
お互いに信頼関係のない状態で、思いやりに欠けるセックスを続けると、女性は心に空虚感を感じます。これが続けば、女性の本質的な美しさが損なわれてしまうでしょう。

信頼できるパートナーとのセックスでは、幸せを感じさせるホルモンが「気持ちいい」と感じるほど豊富に放出されます。
セックスは、パートナーと築く愛のやり取りです。
そのため、幸せホルモンを放出するためには、お互いに「快楽を共有できる」信頼関係が必要不可欠です。
セックスでオーガズムを迎えた女性の場合、そのピーク時の感覚が脳に刻まれ、身体もその時の快感を覚えていくことになります。

この影響で、女性はまたセックスをもとめるようになり、その回数が増えれば増えるほど、オーガズムに到達しやすくなる傾向があります。
また、女性にとってのメリットとしては、ホルモンのバランスが調整されて肌の状態が良くなったり、生理不順が改善されたりするなど、身体的な変化を感じる方もいます。

日本では残念なことに、パートナー同士の信頼関係が欠け、情熱が失われた夫婦が増えていると言われています。
これは、セックスしないことが原因の1つと見られています。
男性側から見れば、「セックスを望むが、パートナーがそれに応じない」という不満が生じるかもしれませんが、これはパートナーからの信頼を得ていない、愛情が足りないことが根底にあると言えます。
何事も、他の人のせいにしようと思えばいくらでも他人のせいにできますね。

セックスによる女性の身体の変化

お相手させていただいた女性のひおりに、2年間彼氏がおらず、セックスからも距離を置いていた方が昔いらっしゃいました。
彼女は仕事の忙しさが原因で、毎日職場と自宅を往復する生活でしたが、彼女の悩みを丁寧にヒアリングして、充実したセックスをおこなうことで次第にいってもらえるようになりました。
オーガズムの快感は意識が遠のく感じで恍惚としたものだったと教えてくれました。それから彼女は、セックスのたびにオーガズムを迎えるようになりました。

彼女の体にも変化が現れました。以前は張りがなくなっていたバストが、元々のサイズよりも増え、見た目も改善されました。
加えて、月経が毎月規則正しくなりました。
排卵期が近づくと、普段以上にセックスを求めるようになり、自分の体が女性として機能していることを実感している、と教えていただきました。

セックスを強く求めるのは、オーガズムの記憶が甦り、脳と体が想像力や妄想イメージによって、オーガズムをしらなかった以前よりも強く興奮するからです。
「またあの快感を体験したい」と願います。
オーガズムを経験した女性は、信頼関係ができたことによる安堵感、幸せホルモンの増加、そして快楽も重なってこの上ない幸福感体験へと繋がります。
この一連の過程は脳に刻まれ、さらに幸せホルモンの分泌を促進し、体をより潤し、感度や性欲を何倍にも高めます。
そして、体がより反応しやすく、快感に敏感になる体質へと変わります。
オーガズムを経験した女性はよく「開発済み」と称されます。
これは、オーガズムの記憶が最高の刺激として体に刻まれる結果だと言えます。
この体験を通じて、女性の人生観や価値観が変化し、感受性が増し、愛に満ちた体質へと変わっていきます。
これはパートナーである男性に対しても、女性からの「無償の愛」や「奉仕の精神」という形で還元されるでしょう。
そして、女性は自分をオーガズムに導いてくれたあなたへの絶対的な信頼と愛情を持ち、揺るぎない信頼を獲得することができます。

気持ち・考え方・肉体を捉える

セックスで気持ちよくなるための方法は、抽象的なものではありません。具体的に以下のステップに分かれ、それぞれに有効な方法が存在します。

  1. 信頼関係の構築(コミュニケーション)
  2. 献身的で誠実な前戯(セックスの入口)
  3. 身も心も順分に安心しほぐされた状態(セックスへの欲望や感受性が増して相手を受け入れる状態)
  4. (1,2,3の先に)中イキとオーガズム体験

この一連の流れをちゃんと理解し、信頼関係を深めることで気持ちを、幸福感を充実させることでセックスに対する考え方を、オーガズムを経験することで肉体を、この三要素を十分に高いレベルに到達させて、相手を自分へと強く引きつけることができます。
相手の心や脳内の幸せを司るホルモン、快感を高める手法と技術、これらを駆使することで、女性は信頼できる男性と、セックスの本当の喜びに目覚めることができます。

セックスを順序立ててロジカルにとらえることができると、女性は毎回オーガズムを体験するようになり、男性も以前に比べてセックスをより楽しめるようになります。

オーガズムまで達せられるセックスが日常の中に組み込まれると、パートナーとの間の愛情を以前よりも強く感じ、日常生活でのコミュニケーションは以前よりも暖かく感じられるようになると思います。
また、オーガズムを経験すると、お互いの愛情を新たに認識し、お互いをより魅力的に感じるようにもなると思います。

忖度しがちな日本人のセックス

日本では、セックスレスのカップルが増えており、女性のセックスの満足度はそれほど高くありません。さらに、オーガズムを体験している女性の割合も少なめです。

女性がオーガズムに特に注目する理由は、このような状況から、セックス中にオーガズムを得られなかった、これまでのセックス経験にあります。
その時の自分と、セックスでオーガズムを得られるようになった今の自分とでは、性的な満足感が大きく異なり、女性としての幸福感も顕著に向上します。

なぜ過去の自分がオーガズムに到達できなかったのか。それは、セックスでの絶頂を本当に信じていなかったからに他なりません。そして信じられなかったのは、男性にも原因があります。
典型的にオーガズムを考えない男性のセックスは、ほとんど前戯なしに本番挿入に及び、すぐに射精してしまう。あるいはキスをじっくり楽しむ時間もほとんどない、そうした質の悪いセックスが続きます。
オーガズムがわからない場合、女性はそれ以前のステップや欲求をまず満たしたいと考えます。たとえば、愛情のあるキスや抱擁、お互いの愛情やセックスに関して語り合うことの欲求です。
まずはそこからで、セックスでオーガズムを追求するような、土俵にもまだのっていないのです。
ただ愛を深く感じたい一心で、男性に不安や改善してほしいお願いを抱えながらも一所懸命に男性に奉仕している状態です。
この場合女性は「彼が快感を得ることができれば、私をより大事に扱ってくれるかもしれない」という考え方になっている場合があります。

お相手をさせていただく女性とのコミュニケーションで、セックスの悩みは多くの情勢が共通して持っていて、しかも悩むポイントもいくつかのパターンに絞られてくることが分かりました。
セックスでオーガズムに達することはある種の特権で、自分は貴重な当たりくじを取り逃した、という感覚を当たり前にもっていたり、パートナーが満足しているかどうかを不安で確認しないまま、献身的に接することで自分の悩みに折り合いをつけている点などです。

「パートナーとは普通にセックス行為をしているが、互いに満足しているかは不確か。まあ、それなりに気持ち良いと思うし、これ以上でもこれ以下でもないだろう」
「交際は順調だと思っているが、実際に自分たちのセックスついてはパートナーと話し合う自信がない」
「セックス中に愛情の言葉を伝えてくれる男性が存在するのか、そういう人に会ったことがない」

上記のような感じで、多くの女性が同じように考えていることが分かりました。彼女たちは日々、充実しきらないセックスを普通だと思い込み、「セックスは何て平凡なんだろう」と感じています。
しかし、ちゃんと開発されオーガズムを経験することで、その驚くべき快感に目覚め、「こんなにも素晴らしい快感が存在するなんて!女性としてこの世に生まれたことがこんなにも嬉しい!女性としての喜びを実感する!」という感覚に変わります。

セックスを通して、パートナーからの愛情を深く感じ取り、心が喜びでいっぱいになり、体も快感で満たされます。
そして、気づいたらオーガズムを迎えるのです。
これは女性にとって非常に幸せなことだと確信しています。

この記事では、セックスにおいて女性がオーガズムに達するために、男性が把握すべき女性の精神的・肉体的側面について書きましたが、これはほんの入り口です。女性のホルモンのバランスや、カップル向けの性玩具の有効な使い方、女性がオーガズムに至りやすくなる栄養素や暗示法など、書くべきことはまだまだ多くあります。

オーガズムには無限の可能性があります。

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