耳や乳首などの敏感な部位への愛撫方法を解説し、性感帯を刺激することで大きな快感を得ることができること、この記事では説明します。
特に耳は神経が繋がっており、少しの刺激で快感を感じやすい部位です。
また、フェラチオやクンニリングスなどの口を使った愛撫も重要で、相手への奉仕が、いかに性的快感につながるのかについても書いています。全体的に、愛撫の技術を理解し実践することで、パートナーとの性的な満足度は、セックスの回数を重ねるごとに向上すると思います。
首から上は性感帯の宝庫
人間には「性感帯」と呼ばれる部分があり、これは体の至る所に存在します。
特に、首から上には意外と多くの性感帯が集中しています。
髪の毛を軽く撫でられるだけで感じる人も多いです。
しかし、不思議なことに、髪の毛自体には神経が存在しないにも関わらず、なぜ髪の毛を撫でられると感じるのでしょうか?その秘密は、毛根にある「末梢神経」にあります。
自分の髪の毛を軽く撫でてみてください。
神経がないにもかかわらず、指が髪に触れている感覚がしっかりと感じられるはずです。
髪の毛を優しく撫でることで、毛根に集中している末梢神経に刺激が伝わるのです。
最近では、足ツボマッサージだけでなく、ヘッドマッサージを求める人も増えていますが、この毛根周辺の末梢神経は脳に近く、非常に敏感です。
刺激されると、全身に快感が広がります。
次に、首から上で最も感じやすい部分、耳への刺激に移ります。
耳が感じやすい理由は、日常生活であまり刺激を受けないからです。
例えば、爪の間に針を通す拷問を考えてみてください。
爪の下の皮膚は普段刺激を受けないため、非常に敏感です。
耳も普段は刺激を受けにくいため、少しの刺激で大きな快感を得ることができます。
さらに、耳周辺の神経は背中の脊髄を通じて股間周辺の神経と繋がっています。
つまり、耳への愛撫がセックスのコントロールにつながるのです。
特に、耳の縁の軟骨に沿った皮膚や外周の硬い部分は、男女ともにリンパ腺が通っており、優しく愛撫することで耳が温かくなり、顔全体が火照るような快感を感じることができます。
感覚を刺激するテクニック
脳を刺激するには、直線的な愛撫よりも、円を描くようにして敏感な部分に徐々に近づいていく「サークル愛撫」が効果的です。
これは、直線的な愛撫に比べて、快感が適度に調整され、性感帯を通じて脳に伝わり、快楽ホルモンの分泌を促進するからです。
愛撫は一定のスピードで行うのではなく、適度な緩急をつけることが大切です。
ムードが高まると、聴覚や嗅覚が敏感になります。
「嗅覚」は電気信号に変換され、「大脳辺縁部」という、人間の生存本能を司る部分に直接運ばれます。
普段はあまり重要視されない嗅覚ですが、実は脳を直接刺激する力を持っています。
一度愛したパートナーの体臭を嗅ぐだけで、興奮して濡れることもあります。
これは嗅覚と記憶が深く結びついているためです。
匂いは忘れにくいものです。
アロマオイルを使って、セックス前にリラックスする時間を設けるのも良いでしょう。
触れるだけでなく、舐めることで「味覚」を刺激することも、お互いのドーパミンの分泌を高めます。
触覚に加えて、五感全体でセックスを楽しむことができます。
乳首の愛撫について
乳首に対する強い刺激は避けるべきです。サークル・ソフトタッチで快感を得ましょう。
上半身には多くの部位がありますが、特に感じやすいのは乳首です。
女性の場合、クリトリスに次いで感じやすいのは胸の部分です。
実は乳首は多くの神経が集中しており、「上半身のクリトリス」とも称されるほど敏感です。
乳首には「マイスネル小体」という神経が存在し、その奥に位置する「パチニ小体」も非常に微細な刺激に敏感です。
パチニ小体は、重なり合った弾力性のある細胞から成る構造で、外部の圧力に非常に敏感です。
このように敏感な部分は、無理な力を加えると痛みを感じるだけです。
まずは、指でパートナーの乳首の外側を優しくなぞり、徐々に中心に近づけていきましょう。
焦らしながら愛撫すると、相手は「早く乳首を触ってほしい」と強く望むようになり、エッチな気分が高まります。
次に、舌を使った愛撫に移ります。
おへそから乳首に向かって舌を這わせるのも良いでしょう。
ゆっくりと乳首を口に含み、舌先で軽く刺激しながら吸ったり、乳首の輪郭を舐めたりしてじんわりと刺激を加えます。
焦らずゆっくりと進めることが重要です。
急に強い愛撫に移ると、敏感な乳首も感覚が麻痺し、ソフトな愛撫が快感につながらなくなることがあります。
これは「くすぐったい」や「痛い」といった、快感とは異なる感覚に変わってしまうからです。
背中の愛撫の重要性
よく見落とされがちな背中の愛撫について説明します。背中の性感帯は、背骨周辺です。
ここには体の様々な性感帯と大脳を結ぶ神経が通っています。
背骨とその両側のくぼみが愛撫の主な対象です。
愛撫は、指を立てて背中のうぶ毛や背骨にかろうじて触れるような微妙なタッチで行います。
既に興奮している相手は、この愛撫で背中に快感を感じるはずです。
両脇や腹部、お尻の割れ目など、通常は「くすぐったい」と感じる部分も性感帯に変わっていますので、愛撫の範囲を広げていきましょう。
この際、指は広げて皮膚との接触面を増やし、サークルやジグザグの形で優しく愛撫することが大切です。
できれば、片方の手で背骨をなでながら、もう片方の手で腹部を軽く刺激するなど、両手を使って愛撫のリズムや波長に変化をつけると効果的です。
通常は抱き合いながら、または正面を向き合って背中を愛撫しますが、時には後ろからパートナーの顔を見せずに背中を愛撫するのも新鮮です。
これは「非日常」を提供し、パートナーに不安と好奇心を与えることで、マンネリを防ぐための脳への刺激となります。
下半身の愛撫の重要性と方法
下半身は性感帯が集中しているエリアであり、ソフトな刺激の方が快感は増すと言われています。
上半身を入念に愛撫した後は、下半身の番です。
男女共に日常生活で他人に触れられる機会が少ないため、少しの刺激でもかなりの快感を感じることができます。
性器の次に感じやすいのは、男性では内股の最上部(性器の根元の横)、そして陰嚢と肛門の間のエリアです。
この部分には、精液を分泌する「精嚢腺」や「前立腺」、ペニスと脳を繋ぐ神経があり、少し強めにマッサージすると、男性の興奮が増します。
舌を使って軽く舐めるのも効果的です。
女性の場合も、内股の付け根や膣と肛門の間は感じやすいエリアです。
ローションを使用して滑りを良くすると、快感がさらに増しますので、試してみる価値があります。
もちろん、肛門自体も非常に敏感な部位です。
性行為中に肛門を舐めることは、医学的に見て細菌感染のリスクがあるため推奨されません。
しかし、お風呂で互いの肛門をゆっくり石鹸で洗い合うことは、解放感を感じるのに最適です。肛門への刺激は、性器やお尻の神経を通じて脳に伝わり、快感が増します。
二人で肛門マッサージを交互に行えば、脳内でドーパミンが溢れ、大きな快感を得られるでしょう。
足の指と膝の裏側の愛撫
足の指も忘れてはならない部位です。
足の指には、手の指と同様に「末梢神経」が多く存在し、刺激は神経を通じて脳に伝わります。
普段は刺激されることが少ない足の指を重点的に愛撫すると、物理的な快感だけでなく精神的な喜びも感じられます。
パートナーの足の指を一本一本口で愛撫することで、その愛情を感じ取ることができます。
最後に、意外な性感帯として膝の裏側を紹介します。
脇の下や股間など、関節の内側は皮膚が薄く、神経が敏感です。
膝の裏側も同様に敏感で、軽く触れるだけで大きな反応を示すことがあります。
このように、人間の下半身は愛撫するにもされるにも魅力的な場所です。
紹介した愛撫方法を早くマスターして、パートナーを虜にしましょう。
これで「脳で感じるセックス」の愛撫編がクライマックスに近づいています。
フェラチオの利点と誤解ポイント
次は「フェラチオ」や「クンニリングス」についてです。
これまで紹介した愛撫の技をしっかりと実行していれば、お互いの脳は驚くほど興奮しているはずです。
そこまで来たら、次は挿入するだけと言いたいところですが、まだ行うべきことが残っています。
男性のペニスを、女性の手と口で入念に愛撫する必要があります。
「フェラチオなんて絶対に嫌!」と思っている女性も少なくないでしょうが、愛するパートナーのためなら、少々の心理的な抵抗は消え去るものです。
実際、「脳で感じるセックス」を実践するにあたり、フェラチオは非常に重要な役割を果たします。
お互いの脳をさらにエロティックな気分に盛り上げるためには、これ以上の方法はありません。
まず、フェラチオを行う女性にとっての利点を説明しましょう。
フェラチオで快感を得るのは受ける側だけで、行う側は全く楽しくないと思っていませんか?それは誤解です。
フェラチオ中、女性も確かな快感を得ています。
以前にも「A10神経」という言葉を使いましたが、この神経にドーパミンが作用することで、人は快感を感じるようになっています。
このA10神経が「気持ちいい!」と感じれば、それがオーガズムに繋がるわけです。
実はこの神経は、他人に奉仕することで刺激されるのです。
多くの人がボランティア活動を行っていますが、そのような無償の奉仕を通じて、A10神経が適度に刺激され、喜びを感じています。
「他人のために尽くす」という行為は、考えてみればとても心地よいものです。
フェラチオは、男性への究極の奉仕行為です。
相手の性器を口に含むことは、半端な愛情ではできません。
だからこそ、そのときにA10神経が感じる快感の程度も非常に大きいのです。
フェラチオの実践とその効果
フェラチオをして気持ちがいいのは男性だけではありません。
AV女優のように上手にする必要はありません。
あなたの行為は「仕事」ではなく、「愛情に基づいた奉仕」です。
相手の全てをあなたの溢れる愛で包み込むように、ペニスを口に含んで優しく愛撫しましょう。
あなたの柔らかい口で彼のそれを包み込むように。
あなたの愛情が深ければ深いほど、あなた自身の快感も増すでしょう。
唇と唇が濃厚に絡み合うフレンチ・キスと同じように、彼のペニスを愛撫してください。
さらに舌先を敏感なペニスの包皮小体(「裏筋」の部分)や亀頭の縁に絡ませていきます。
吸ったり、くちゅくちゅと音を立てたりすることで、男性の興奮も高まります。
愛するパートナーが興奮する姿を見ることもまた、脳内の快楽ホルモンを活性化させるので、恥ずかしがらずに男性の様子を観察することも忘れずに。
フェラチオを受ける側である男性のメリットは何でしょうか?もちろん男性にとって、性器を口に含んでもらって気持ちよくないわけがありません。
ただ、そのとき男性の脳内には物理的な快感とは別の精神的な快感が生じています。
相手が自分の秘部を愛してくれていることで脳内媚薬「エンドルフィン」が分泌され、それが新たな快感を生み出します。
要するに、男性の脳に「この女はオレのもの」という「支配感」あるいは「優越感」が生まれ、それが快感になるのです。
フェラチオをするのは人間だけです。
「奉仕」と「支配欲」という、人間だけが味わえる快感に酔いしれてください。
ちなみに、無理やり口に含ませるのは、論外です。
また、お風呂できちんと洗っていない状態でのフェラチオは非衛生的です。
男性も女性もセックスの前にはお風呂でお互いの性器を入念に洗い合うなど、清潔な状態で愛し合うための準備も、セックスの一環として考えてください。
クリトリス愛撫の基本とその効果
愛されるほど愛する女性の本能を活用したクリトリス愛撫法について解説します。
女性のクリトリスを愛撫する方法に焦点を当てて説明します。
クリトリスは女性の体で最も快感を得やすい箇所であり、同時に非常に繊細な部分です。
そのため、取り扱いには慎重さが求められます。
まずは、クリトリスの構造について少し学んでみましょう。
クリトリスには、海綿体組織で構成された細長い「陰核体」と、男性の亀頭に相当する「陰核亀頭」が存在します。
陰核体はクリトリスの根本から先端にかけての部分で、陰核亀頭は通常、包皮に覆われているクリトリスの先端部分です。
この長さは個人差がありますが、一般的には約3センチから5センチ程度です。
効果的なクリトリス愛撫の方法
愛撫の際に注目すべきは陰核体の位置です。
陰核体、つまりクリトリスの本体は、小陰唇(ひだ状の部分)と接続しており、小陰唇の上部に位置しています。
つまり、クリトリスを愛撫することは、同時に小陰唇も愛撫していることになります。
この小陰唇はクリトリスに次いで感度が高いとされており、両者は感覚を感じる「陰部神経終末」が密集しているためです。
愛撫の順序は「小陰唇」から「クリトリス」へと進めます。
指だけでも十分な快感を与えることができますが、バイブレーターなどの道具を使用すると、さらに強い快感を提供できます。
最初は小陰唇全体に軽く触れるようにして、徐々に圧力を強めていきます。
感度が高い女性は、この段階で絶頂に達することもありますが、クリトリスの快感はさらに強烈です。
ただし、先にも述べたように、クリトリスは非常にデリケートな部分ですので、強く押し付けすぎると痛みを感じることがあります。
最初は優しく触れ、徐々に様々な強さを試しながら、パートナーが最も快感を感じる強さを見つけ出してください。
クンニリングスの心理的効果
もちろん、最大の快感を与えたい場合は、舌や唇を使って存分に舐めてあげることが最も効果的です。
「こんな恥ずかしいことをしている」「私の一番感じる場所を舐めてくれている」という感情は、パートナーの女性の心を強く動かします。
フェラチオは男性の「支配欲」を刺激しますが、クンニリングスは女性の「母性本能」を刺激します。
女性は不思議な生き物で、愛されるほどにその何倍もの愛情を相手に返す傾向があります。
これは、母性本能と女性の卵巣から分泌される「エストロゲン」というホルモンが深く関わっています。
女性に愛されたいなら、「こんなにも私を愛してくれる人」という印象を与えることが重要です。
これは、セックスにおいても同様です。
男性が一心不乱に女性の敏感な部分を舐める姿を見た女性は、その愛に応えて母性本能を全開にし、その何倍もの愛情で男性を愛するようになるでしょう。
男性の皆さん、愛情あふれるセックスにおいてクンニリングスの重要性がお分かりいただけたでしょうか?
クリトリスは性的な興奮に特化した唯一の部位であり、女性にとっての特権です。男性の皆さん、もう少し協力をお願いします。
それに加えて、自慰で快感を求める女性にも知ってほしい内容です。
この章では、女性のクリトリスの愛撫について詳しく解説します。
クリトリスフードの役割
皆さんは、クリトリスが通常皮膚に覆われていることをご存知でしたか?稀に常に露出している人もいますが、多くの女性は普段、クリトリスが皮膚に覆われています。
このクリトリスを覆っている皮を「クリトリスフード」と言います。
自分がパーカーのフードを深くかぶった状態を想像してみてください。
顔全体ではなく、口元がちょっと見える程度です。
この時、わずかに露出している部分がクリトリスで、パーカーが「クリトリスフード」に相当します。
完全に覆われているわけではなく、少し見える状態です。
クリトリスの正しい愛撫方法
クリトリスフードをめくりながらの愛撫で、クリトリスが完全に露出し、硬くなります。
まるで、男性のペニスが勃起するような状態です。
露出した部分を「陰核亀頭」と呼びます。
この部分の感度は男性の亀頭の100倍から20倍と言われていますが、構造は男性のペニスとほぼ同じです。
ただし、男性のペニスが泌尿器及び生殖器の役割も持つのに対し、女性の陰核亀頭は性的興奮専用の器官です。
クリトリスは非常にエロティックな部位です。
快楽のためだけに存在するというのは、女性にとって「特権」とも言えるでしょう。
では、陰核亀頭を正しく露出させるためのクリトリスフードのめくり方を紹介します。
まずは小陰唇の根本に指を置き、おへそ方向に引き上げます。
そうすると割れ目が縦に伸びるので、股を広げた後、さらにおへそ方向に引き上げてみてください。
フードが少しズレて、陰核亀頭の先端がちらりと見えます。
フードよりも赤みがかったピンク色で、すぐに分かるでしょう。
少し露出した陰核亀頭を根本から先端に向けて、中指や人差し指で優しく撫でると、亀頭部分が徐々に剥けていきます。
剥けたクリトリスは非常に敏感なので、優しく撫でてあげてください。
次に、露出した陰核亀頭の先端を指先で優しく撫でます。
すると陰核亀頭は徐々に大きく勃起し、色も濃くなっていきます。
クリトリスが完全に勃起したら、人差し指と中指でV字を作り、クリトリスを挟み込んでみてください。
クリトリスの側面に指の側面が触れるようにします。
そして指を交互に上下に動かして擦り合わせると、クリトリスが膨らみます。
この状態で、女性のクリトリスの感度は最高潮に達します。様々な角度から優しく愛撫してみてください。
もちろん、より柔らかい感触での愛撫も大切ですから、舌で軽く舐めることも忘れずに。
「私は挿入派」という女性には、クリトリスの愛撫から始めて、指をそっと膣内に入れ、愛液を溢れさせるようなテクニックを試してください。
全てを解放した女性は、解放感のホルモン・ドーパミンや愛のホルモン・フェニルエチルアミンの作用で、恍惚とした陶酔感に浸ることでしょう。