
セックスは何度行っても飽きることがありません。それは、あなたが特別に性的に奔放であるというわけではなく、人間の脳の構造が深く関係しているのです。
なぜセックスは飽きないのか
脳内麻薬と快感の関係
「脳内麻薬」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、ドーパミン(快感を伝える体内のアミノ酸の一種)、エンドルフィン(ストレスや興奮を和らげる)、セロトニン(リラックス効果を高めるホルモン)、ノルアドレナリン(恐怖をどう克服するかを考えさせる神経伝達物質)を代表とする、約20種類の脳内に自然に存在する物質を指します。
人間の脳はこれらの物質を分泌し続け、「生きているって楽しいな」「嫌なことがあったけど次はこうやって頑張ろう」といった気持ちを私たちに与え、生きやすくしてくれます。セックスが飽きない理由もここにあります。
セックスの快感と脳の工夫
重要な生殖行為であるセックスを「つまらない」と感じてしまうと、脳にとっても問題です。そのため、脳はできるだけゆっくりとその快感を私たちに伝えるように工夫しています。一説によれば、セックスの快感を一気に脳に伝えると、一瞬で死に至るとも言われています。
ゆっくりでも飽きない理由は、「気持ちいい」が脳に伝わる速度にあります。脳幹部には「A-10」という快感神経があります。この神経を活性化させるのがドーパミンです。好きな人を見たとき、ドーパミンがあふれ出します。ドーパミンが「愛の正体」という考えもあるようですが、少し寂しい気もしますね。もっとロマンティックに考えたいものです♡
ドーパミンとセックスの持続性
「A-10」は非常に繊細で感じやすい神経の集まりですが、神経のみの束であるため、情報が他の部分にも流れやすく、すぐに快感が脳に伝わることはありません。だから、私たちはセックスで即死することはないのです。
強い麻薬物質と似た依存性と快楽を人に与えるドーパミン。そして、それが脳に伝わる速度の遅さ。それが、セックスを続ける理由です。ゆっくり、でも確実にセックスは私たちを気持ちよくしてくれるのです。
変態とは何か?アブノーマルの定義
ここでは、一般的なセックスよりも少し進んだ、快楽を追求するセックスの方法を学びます。「普通より少し進んでいる」からといって、それが変態行為やアブノーマルだとは思いません。そもそも、どこからがアブノーマルと感じるのでしょうか?
アブノーマルの意味と倫理観
人は言葉に様々な意味を込めます。「アブノーマル」を侮蔑的に使うこともあれば、「優れすぎていて畏怖する」という意味で使うこともあります。私たちの倫理観は社会や学校で学んだもので、その原点は「神話」にあることが多いのです。
そう考えると、普通と異常の境界はないように思えます。ただし、絶対に守ってほしいのは「相手が嫌がることはしないこと」です。お互いに納得していれば、どんなことも楽しめるものです。
女性の視点から見るアブノーマル
とはいえ、突然「いつもと違うことがしたい」と言って、彼女に嫌われるのは怖いですよね。そこで、実際に女性に「どこからがアブノーマルか」を聞いてみました。
・Aさん「言葉責めや少し縛られるくらいは全然変だと思わない」(23歳・受付)
・Bさん「おしっこまでは変態じゃないと思う。ウ○チはちょっと」(28歳・専業主婦)
・Cさん「近親相姦とレイプ以外は好きな人が望むなら全然OK」(32歳・専業主婦)
・Dさん「おっぱいフェチや脚フェチ、においフェチは私も好き」(25歳・OL)
・Eさん「ローターはいいけど、バイブは怖い。でも、ちょっと興味あり」(21歳・保育士)
多くの女性は「相手による」「好きな人となら未知の世界を知りたい」と、少し進んだセックスに好意的でした。
慎重に提案すべきこと
一方で、アナルや写真撮影、露出などは女性には人気がないようです。このあたりは慎重に提案したほうがよさそうですね。
・Aさん「イヤだと言っているのにアナルに挿れたがるから別れた」(23歳・受付)
・Bさん「写真を撮ったりは絶対にイヤ。何のために撮るのか理解できない」(28歳・専業主婦)
・Dさん「複数でとか、ハプニングバーとかあり得ない」(25歳・OL)
女性の本音と性欲
女性はみなさんが思っているよりも、ずっとイヤラシイものです。現実の私たちは、オナニーもするし、人によっては自分のアソコを鏡でじっくり見たりもします。もちろん性欲もあるので、女性のほうが「早くしたい」「今すぐ欲しい」と思っていることも多々あります。特に、女性ホルモンが減って男性ホルモンが増える生理前になると、どうしようもなく男性を欲しいと思ってしまうものです。
男性脳と女性脳の違いを理解して恋に負けない女性になる
ご存知の方もいるかもしれませんが、男性と女性の脳には大きな違いがあります。これまでに、「大好きなあの人が何を考えているのかわからない!」とか、「彼女(彼)とのコミュニケーションがうまくいかない」といった異性に関する悩みを抱えてきたことがあるでしょう。
しかし、それも今日で終わりです。異性がどんなときに「この人が好きだ」と感じたり、「セックスしたい」と思うのかを理解して、好きな相手を確実に射止める人になりましょう。
直感力と脳の仕組み
何かを始めるときに、なぜか嫌な予感がしたり、仕事で行き詰まったときに突然良いアイデアが浮かんだ経験はありませんか?これは、私たちの脳内にある「直感力」という力が働いているからです。脳は「考える力」を司る左脳と、「感じる力」を司る右脳に分かれています。
そして、その両者を太いネットワークでつないでいるのが「脳梁」という部分です。
いわゆる「直感力」は、脳梁という「橋」を渡って、右脳と左脳の間で情報が非常に速く行き交うことで生まれます。
テレビや雑誌で「右脳型人間」や「左脳型人間」といった極端な分け方を目にすることがありますが、右脳型人間が常に右脳だけを使っているわけではありません。誰もがこの脳梁を中心に、脳全体を連携させて生きているのです。
男女の脳の特性
では、なぜ女性の気持ちを男性が理解できず、男性の考えを女性がわかってあげられないのか、疑問に思うかもしれません。ここからが本題です。男性の脳と女性の脳には、それぞれ異なる特性があります。先ほどの左脳と右脳をつなぐ「脳梁」、つまり脳をつなぐケーブルのようなものですが、この情報線の太さが男女の脳の決定的な違いなのです。なんと女性は男性に比べて、この情報線が約20%も太くできています。
脳梁が男性よりも太い女性は、左脳と右脳間の情報のやりとりが男性よりもずっとスムーズに行えます。つまり、女性は男性に比べて直感力が非常に強い生き物だと言えるのです。「女のカンはよく当たる」というのは、この仕組みによるものです。
男性脳の特性
女性に比べて脳梁が細い男性は、左脳と右脳間の連携が鈍い代わりに、それぞれの脳が発達しやすくなっています。たとえば、車の駐車なども一般的に、女性より男性のほうが得意とされています。これは、空間認識能力を司る右脳が女性より発達しているためです。
また、論理的な思考を司る左脳が発達していることから、男性は女性に比べて一般的に「論理的」だと言われています。
ただ、脳梁が細いということは、言い換えれば、男性は論理的に「考える力」を持つ左脳と、感覚的に「感じる力」を持つ右脳との連携が苦手だということです。だから、男性は女性に比べ、瞬間的に何かを察知する力、つまり直感力に欠けるのです。女性が男性を「鈍感」と感じてしまう原因の一端は、脳の仕組みの違いにあるのです。
アダルトビデオがもたらす誤解
最近、男性のセックス技術が低下していると言われています。その一因として、アダルトビデオや美少女ゲームの影響が挙げられます。現実の女性は、2次元のキャラクターのように「イキどころ」を作ることはできません。私たちもその瞬間は夢中になっているため、余裕がないのです。
現実とフィクションの違い
「中出し」や「顔射」を受け入れる女性は圧倒的に少ないことを理解してください。コンドームを使用しないセックスは性感染症や妊娠のリスクを伴います。ビデオの中の女優たちは、99%以上の確率で妊娠を防ぐとされる「低用量ピル」を定期的に服用しています。また、男優も女優もプロであり、性感染症の検査を必ず行っています。「ぶっかけ」や「中出し」ものは、そうした対策をした上で制作されているのです。
「試してみたい」という軽率な考えで強要するのは絶対に避けるべきです。「孕ませたい」「ぶっかけたい」などの発言は、私たち女性を大切に思っていないことを示しています。それは悲しいことです。
2次元の世界と現実の影響
現在、2次元の世界はセックスへの入り口となっており、確かに今の若い男性に強い影響を与えています。2002年にAVブームはピークを迎え、今やその存在は市民権を得たと言えます。AVの単体女優はテレビアイドルを凌ぐ人気を誇っています。さらに、美少女ゲームの人気も非常に高いです。
「3000円出せば、自分の好みに応じて何でも言うことを聞いてくれる可愛い女の子のセックスが観られるから、現実の女性には興味がない」という男性も多いと聞きます。しかし、本当にそれで良いのでしょうか。
現実の女性が提供するもの
現実の私たちは、2次元のキャラクターのように美しくないかもしれません。時にはあなたを怒らせることを言ってしまうかもしれません。でも、触れれば温かく、抱きしめると柔らかい。なんだか一緒にいると幸せ。そんな「感覚」を私たちはあなたに提供できます。
どうか、そのことを忘れないでください。セックスは愛の行為です。技術や持続力、何回イカせたかなどは問題ではありません。大切なのは、相手のことを思いやり、いかに愛し合えるかです。
女性の性欲とエストロゲンの関係
女性の性欲は生理後にピークを迎えることがあります。これは、エストロゲンという女性ホルモンが関与しているためです。エストロゲンは、卵巣で作られ、脳を刺激して「セックスがしたい」という気持ちを引き起こします。特に、月経後から排卵までの期間にエストロゲンの分泌が活発になり、性欲が高まります。このため、「生理のあとは性欲が増す」とよく言われます。
性欲の自覚とクリトリスの変化
多くの女性は、自分がいつ性欲を感じているのか、はっきりとわからないことが多いようです。しかし、性欲を自覚する方法は簡単です。男性が興奮すると性器が勃起するように、女性も興奮するとクリトリスが勃起して大きくなります。血液が局部に集まり、クリトリスが硬くなり、普段より大きくなります。もともと小さいため目立ちませんが、確かに大きくなります。さらに、全身の血液循環が良くなり、体が温かくなります。このような状態になれば、あなたは発情していると言えるでしょう。
リラックスと性欲の関係
スムーズに発情するためには心身がリラックスしていることが重要です。興奮を司る神経は自律神経、特に「交感神経」と「副交感神経」です。リラックスしていると副交感神経が優位になり、血管が拡張し、体温が上がり、女性器は濡れやすく、クリトリス(男性の場合はペニス)が勃起しやすくなります。発情とまではいかなくても、体が温かくなり、心がふわふわした感覚に包まれるでしょう。逆に緊張していると交感神経が優位になり、血管が収縮し、体温が上がりにくくなり、発情しにくくなります。
年齢と性欲の変化
女性は年齢を重ね、オーガズムを経験するほど性欲が強くなります。「女は30まで」とよく言われますが、実際は「女は30から」です。年齢を重ねることで、性欲が増し、セックスの質も高まることがあります。短時間でのセックスを「刺激的」と感じることもありますが、これはほとんどマスターベーションと変わりません。肌の触れ合いというよりも、性欲の処理です。
女の子たちの理想のセックスとは
では、私たち女の子は本当はどんなセックスを望んでいるのでしょうか? 大切にされたいけれど、気持ちよくもなりたい。本当に女の子はわがままです。許してね。
女の子たちの声
・Aさん「挿入しなくてもいい。ただ、抱きしめてくれるだけでいい」(23歳・受付)
・Bさん「回数は少なくてもいい。でも、濃密なセックスがしたい」(28歳・専業主婦)
・Cさん「普通のセックスは退屈。少し変わったことがしたい」(32歳・専業主婦)
・Dさん「私はMだから、縛られたり、噛み跡を残されたりするのが好きです」(25歳・OL)
・Eさん「ローターや電マが大好き。彼氏に怒られるくらい感じちゃいます」(21歳・保育士)
理想のセックスとは
理想のセックスなんて、決まったものはありません。ただ、好きな人ともっと気持ちよくなりたい。それが、私たちの願いなのです。常に新鮮で、新しい刺激をくれる異性はお互いにはすぐに夢中になっちゃいます。
彼女を喜ばせるためにも、これからモテるためにも、たったひとりの運命のあの子を射止めるためにも、セックスへの探求を怠ってはいけません。