「ふたりタッチ」で高める愛撫のコミュニケーション

セックスパートナーとの関係をより深く、より豊かにしたいと願うのは、多くの人に共通する思いです。
しかし、日常の忙しさや慣れ親しんだパターンに埋もれてしまい、気づけばマンネリ化していることも少なくありません。
そんな時こそ、コミュニケーションを見直し、新たなアプローチを取り入れることが大切です。
この記事では、愛の深まりを求めるあなたに向けて、パートナーとの関係をより豊かにするための具体的なテクニックを紹介します。

セックスで愛情を注ぐために

私が実践してきた信頼性の高いテクニックのみを紹介しています。
あなたのセックスは、どれほど相手と一緒に楽しめていますか?セックスとは、「愛情表現そのもの」です。お互いの存在を尊重し、思いやりながら共鳴していく、究極の愛の表現です。ですから、他のどんな共同作業よりも「一緒に」が大切ですが、実際にはどちらか一方の一方通行になりがちです。

一方通行からの脱却

特に男性からの一方通行的な愛撫が多いでしょう。しかし、私は単に「女性から男性への愛撫を増やしなさい」と言っているのではありません。「一緒に感じ合える時間を増やしましょう」と提案しているのです。
一般的なセックスで「一緒に感じあえる」場面を探すと、キスと交接の2つだけです。
カップルによっては、男性がクリトリスを舐め、女性がフェラチオをするシックスナインを実践しているかもしれませんが、いずれにせよ、究極の愛の表現であるセックスで、一緒に感じ合える場面がこれだけでは残念だと思いませんか。

これから紹介した愛撫は、「ふたりタッチ」と呼ばれるものです。
ふたりタッチとは、一方通行のセックスを根底から変える、新しい愛撫の表現方法です。

愛の会話を楽しむ

二人で同時に優しく愛撫しながら、「ああ、すごく気持ちいいよ。君はどう?」、「ああ、最高!あなたにもしてあげるね」、といった愛の会話を交わしながら、時の経つのも忘れて、「与えられ」「与える」という愛撫のキャッチボールに夢中になれるのが、このふたりタッチです。

このふたりタッチ愛撫を、スローセックスのプロローグや途中の「お楽しみ時間」として取り入れると、さまざまなことが劇的に変化します。
まず、ふたりタッチをするようになると、男女ともに官能レベルが圧倒的に高まります。女性は愛撫を受けるだけの喜びから、愛する男性を“自分の愛撫によって感じさせる”楽しさ、喜びにも目覚め、これにより自分の体の中にある「性エネルギー(感じるエネルギー)」を溜めておく器がさらに大きくなります。

男性の変化

さらにスローセックスの技術により、どんどん感じやすい体になっていきます。
また、男性もフェラチオによる単調な快感しか知らなかったために、すぐ射精モードに突っ走っていたのが、ふたりタッチのさまざまな種類の快感を味わうことによって、脳と体にその性感を溜めていける余裕が生まれます。
これはすぐにでも実感できます。

試しに今夜、いつものセックスを始める前に、ふたりタッチ愛撫を30分間でも実践してみてください。目からウロコの嬉しい驚きと発見の連続になるでしょう。そして、その後のセックスでは、「今までのセックスって一体何だったの?」と思わず唸ってしまうような、高次元の官能レベルで共鳴できるはずです。

ふたりタッチで性の悩みを解消

性の悩みは、ふたりタッチによって解消されます。次第に、二人の心の壁が取り除かれ、精神的にも肉体的にもオープンになります。
これにより、以前は理解できなかった相手の心が分かるようになり、自分の理解されなかった部分も相手に伝わるようになります。誰しも性に関して何らかの悩みを抱えているものです。

男性と女性の性の悩み

男性の場合、早漏や遅漏、短小といったコンプレックスや、愛撫中に視覚的刺激が欲しい、M的気質をもっと刺激してほしいなどがあります。
女性の場合、キスを大切にしてほしい、アソコの臭いが気になる、膣に入れられると痛い、淡い快感を味わいたいなどの悩みがあります。
これらの悩みは、相手に直接伝えることができれば、基本的に解決可能です。
しかし、これまでのセックスでは、そのような会話やジェスチャーをする機会がありませんでした。

ふたりタッチの効果

これが驚くほどスムーズに意思疎通できるようになり、性の悩みが劇的に解消されていきます。他にも、以下のような効果があります:

  • してほしいことやしてあげたいことを気軽に伝えられるようになる。
  • 力任せの「痛い愛撫」から解放される。
  • パートナーがジャンクセックスに流されなくなる。
  • 早漏や遅漏、EDが改善される。
  • パートナーのセクシーな表情を見るだけで自分も感じるようになる。
  • 彼女が絶叫体質になり、自分も素直に声を出せるようになる。
  • 日常生活の延長として、いつでも自然に愛を交わせるようになる。
  • 風俗店に行く気がなくなる。
  • マンネリの心配がなくなる。
  • セックスレスからの脱却にも効果がある。
  • 相手から身も心も離れられなくなり、手放したくないと願うようになる。

愛撫の本質を理解する

二人の触れ合いは、「愛撫競争」ではありません。幸せの四葉のクローバーを探すように、優しい気持ちを技術に変えて、相手の性感を探し、満たしていくことが、二人の触れ合いの喜びの本質です。
そこには「強く感じさせなければ」とか「期待通りに感じなければ」というプレッシャーは必要ありません。ですから、決して「愛撫競争」にならないように心がけましょう。

二人三脚のように、一緒に高まっていくことが大切です。相互に同時に愛撫するコツは、「いつもの6〜7割の快感をずっと与える」ことです。
そして、「気持ちいい」を言葉や体でしっかり表現することが重要です。あなたが一生懸命愛撫しているのに、相手が無表情では、切ないですよね。それは相手も同じです。

感情を表現することの重要性

「恥ずかしいから」「感じる顔を見せるのは男らしくない」と言っていたら、せっかくの愛も萎んでしまいます。
気持ちいいと思ったら、声で伝えたり、表情に出したりすることが、愛し合う上でのマナーであることを忘れないでください。

女性から男性への愛撫テクニック

女性から男性への愛撫テクニックも、愛のためには必要です。豊かな愛撫とは、多様なテクニックのことです。
その時の感性に応じて、多種多様な愛撫を自在に繰り出すことで、この世に二つとない、二人のセックスが完成します。

しかし、既存のセックス指南書では、特に女性から男性への愛撫に関しては、フェラチオに偏っていたり、無理やりSMなどの特殊な手法を紹介してお茶を濁したりするのが現状です。

これでは対等な二人の触れ合いは実現しません。

ふたりタッチの愛撫を正しく行えば、どんな女性も男性に夢中になるでしょう。冗談ではなく、それほどスローセックスの技術は優れています。

セックスの目的は「愛を感じ合い、交流すること」にあります。しかし、これだけでは抽象的すぎて具体的なイメージが湧かないかもしれません。この究極の目的の下には、次のような具体的な目的があります。まずは、男女に共通するものを挙げてみましょう。

男女共通の目的

  • 愛を育むために効果的な愛撫であること
  • 豊かで多様な愛撫であること
  • 深くて確かな快感を与え合うこと
  • 会話を楽しむように、性感を楽しむ愛のコミュニケーションであること
  • 相手の嫌がる行為は一切しない、プレッシャーのない時間であること
  • 行為の後、二人の心がより親密になる時間であること

これらが、男女関係なく、二人が触れ合う上での共通の目的、目標となります。しかし、これだけではありません。男性には男性の、女性には女性の、それぞれ異なる目的や目標が加わります。

性差による目的の違い

男性の目的としては、「持続力をつける」「彼女が官能する姿を見たい」などがあります。一方、女性からは「時間をかけないと本当に官能できないことを彼に理解してもらう」や「ピストン運動だけでなく、さまざまな膣の快感を味わいたい」などの目的があります。この違いが性差です。

男女平等のもと、主導権の取り合いや譲り合いをせずに、相互愛撫を実践することは素晴らしいことです。しかし、それと同時に大切なのは、「生まれ持った性メカニズムという点では、男と女では明らかに違う部分もある」ということを理解することです。

特に、女性の性メカニズムについて男性が理解することは、スローセックスの実現には不可欠な条件です。スローセックス中級者には耳慣れた内容かもしれませんが、それでも頭に叩き込んでおいて損はありません。

異性のメカニズムへの理解を深める

異性のメカニズムへの知識が増えれば、相手が〈共通の目的〉のほかに何を望んでいるかがわかるようになります。それが相手を思いやるということです。男性と女性は同じ思いを持っていても、いろいろな点で違います。その性差を素晴らしいものとして尊重し、理解することで、二人のセックスが本当の意味で男女平等になっていくのです。

感じることとイクことの違い

感じることとイクこと、これらは何が違うのでしょうか?男性も女性も、そのメカニズムは同じなのでしょうか?スローセックスを実践するためには、まず知っておくべき知識があります。それは、「イク」と「感じる」は別のものであるということです。

水の入ったコップでの説明

これを水の入ったコップで説明しましょう。体が感じている状態は、コップに水が注がれて徐々に溜まっていく、つまり「性エネルギーが増えている時間」のことです。本当の「イク」とは、水がコップの上まで来て、表面張力の限界を超えてあふれ出す現象のことを指します。つまり、本当に満足できるセックスをするためには、いかに爆発の直前まで体に性エネルギーを充満させるかが重要になります。ジャンクセックスは、まだコップの下の方にしか水が溜まっていないのに、無理やり傾けて強制的に水をこぼしているようなものです。

なぜ男性はすぐに勃起するのでしょうか?逆に、濡れない女性の方が変なのでしょうか?「前戯なんてアソコを濡らすためのもの」「濡れさえすれば挿入していいんでしょ?」と、いまだに誤解している男性がいます。これはとんでもない無知です。

男性の単純な性メカニズム

興奮すればすぐに勃起し、条件が整えばいつでも射精できる男性の単純な性メカニズムとは異なり、女性の場合はもっと繊細で複雑です。
陰陽五行で男性は「火の性」と言われます。男性は火のように早く燃え上がり、すぐに消えてしまうのに対して、水である女性は、沸騰するまでにある程度の「時間」が必要なのです。

女性の性メカニズムの理解

また、濡れるのは脳が興奮しているだけの状態であり、心身ともにペニスを受け入れる準備ができるのは、男性から質の高い愛撫を受けた後です。

スローセックスの技術と女性の性感

スローセックスの技術を使えば、どんな女性も官能的になるのでしょうか?女性が官能を感じるためには、まずリラックスすることが必要です。
相手が極度に緊張している場合は官能を引き出すことはできません。
そのため、私が最も心を砕くのは、アダムテクニックを駆使することではなく、その前に彼女たちの心をいかにリラックスさせるかです。

スローセックスとジャンクセックスの違い

スローセックスとジャンクセックス、男性にとって快感は同じなのでしょうか?ジャンクセックスではその姿を目にすることはできません。
同じではありません。男性がより深い快楽を味わうためには、2つの条件があります。
「イク」ことを目的とせず、肉体的な快感をたくさん溜めること。そしてもう一つは、相手の女性が強烈に官能する姿を目の当たりにすることです。

男性は女性の数倍も視覚的、聴覚的な刺激に敏感です。この世で最も美しい官能美を見せられるだけで、脳がしびれるほどの快感を得られます。
また、スローセックスでは、正しい愛撫法によって、「イク」までの性エネルギーの器そのものを大きくしていくことができます。
男性の場合も最初はお皿くらいの器ですが、スローセックスを繰り返すうちに、どんどん大きくなっていきますよ。

女性器についての理解を深める

女性器については、意外と詳しく知られていないことが多いです。
特に、ビラビラと呼ばれる部分をどのように扱うべきか、無視するのが良いのかといった疑問を持つ方もいるでしょう。
しかし、女性器を一括りにするのはもったいないことです。食前酒や前菜のように、さまざまなポイントがあり、それぞれ異なる快感をもたらします。

多様な快感をもたらす部位

クリトリスや膣の中だけが感じる場所だと誤解している男性は、愛する彼女に対して、サンドイッチのパンとレタスを捨ててハムだけを食べさせているようなものです。
「これから大切な女性器に触れていきますよ」という優しさと思いやりが、大陰唇への愛撫に表れます。
「これからあそこを愛撫してもらえる!」という期待が、その後の快感を高めます。

大陰唇と小陰唇への愛撫

上質な焦らしには欠かせない小陰唇への愛撫も重要です。
判で押したようにすぐにクリトリスを触るのではなく、交接への期待が膨らむ膣口(膣の入り口)への愛撫や、恥じらいと快楽が押し寄せるアナル、さらには「え?こんなところも感じるの?」と女性自身も驚く会陰など、さまざまな部位にどんな刺激が合っているのか、どんな愛撫が心地よいのかをしっかりと学んでおきましょう。

それが愛撫の達人への第一歩だと考えてください。
女性器の多様な部位を理解し、それぞれに適した愛撫を行うことで、より深い快感をもたらすことができます。
大切なのは、相手の反応を見ながら、どのような刺激が心地よいのかを探ることです。これにより、より親密な関係を築くことができるでしょう。

ペニスの愛撫に関する誤解

男性のペニスは、亀頭以外は感じないのでしょうか?多くの女性がペニスへの愛撫をフェラチオだけだと思っているようです。
スクールに来た女性に「彼にはどのようなペニスの愛撫をしていますか?」と尋ねると、「フェラチオだけです」と答える方が多くいます。
しかし、その方法はただペニスを無作為にしゃぶり、力任せに上下に動かすという単調なものです。
これでは相手に「射精を目指せ」と言っているようなものです。

スローセックスでの触れ合いの楽しみ方

スローセックスで二人の触れ合いを楽しむために、女性が覚えるべきことは、ペニスにも多くの快感スポットがあるということです。
フェラチオは肉体的な快感よりも「自分のペニスをくわえている」という征服欲に近い精神的快楽の方が強いです。

手を使った本格的な愛撫

本格的な愛撫は、口よりも器用でさまざまなポイントを愛撫できる手で行いましょう。
シビレるような快感が走る亀頭、サワサワと触れられると腰の力が抜ける裏筋の縫い目、じらし効果抜群のアリの戸渡りなど、彼の大切な部分を可愛がってあげましょう。必ずオイルを使用してください。
オイルを使うことで、滑らかな動きが可能になり、より深い快感を与えることができます。

セックスの深まりを実感するために

ふたりタッチやスローセックスの技術を取り入れることで、セックスの深まりを実感できるでしょう。
これらのテクニックは、単なる肉体的な快感を超えて、心と心が通じ合う瞬間を生み出します。
お互いの存在を尊重し、思いやりを持って接することで、二人の関係はより強固なものとなります。
愛撫の技術を磨くことは、相手を思いやる心を育むことでもあります。

これまでのセックスに満足していない方や、もっと深い愛を感じたいと願う方にとって、ふたりタッチは新たなステージへの扉を開く鍵となるでしょう。
性の悩みを解消し、心から満たされる時間を過ごすことで、二人の絆はさらに深まります。愛の表現は無限大です。

ぜひ、これらのテクニックを活用し、セックスの可能性を広げてください。

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